証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

美味しいコーヒーと何故か感じる視線

~ 追憶 産業医 津葦 キリコ ~

 

 

 

コーヒーが好きだ

 

特に深煎りの豆で

 

ゆっくり抽出した

 

濃ゆめのやつか良い……

 

 

美味しいコーヒーは

 

落ち着いた気分で

 

もっとゆったりと愉しみたいな……

 

 

そう思う…………

 

今私は

 

せっかくバリスタに淹れて貰ったばかりの

 

美味しいコーヒーを愉しんで居るというのに………

 

さっきから

 

視線を感じるのだ………

 

しかも

 

ひとりやふたりじゃない……

 

気のせいかもしれないが…………

 

皆が私を見て居る気がする………

 

終わりの知れない

 

逃亡生活に起因した

 

ただのパラノイアだったら良いのだけれど…………

 

それともやはり

 

私達は既に……

 

見つかって居て

 

監視されて居るのだろうか?…………

 

 

だけど今は……

 

この美味しいコーヒーを愉しんで居る今だけは……

 

 

そんなことは

 

忘れて居たい…………

 

 

今ビシビシ感じて居る

 

この視線は……

 

気のせいだと思おう……

 

 

この美味しいコーヒーを

 

 

飲み干すまでは…………

 

 

             TO BE COMUGIKO

 

 

 

フィッシュバーガー

~ クラスメイト ~

 

 

あの女が殺害されたと知ったとき……

 

私の心は

 

やっと透明になった気がしたの………

 

あの女が誘拐されて

 

あんな状態で見つかって……

 

それから学校に来なくなって

 

あの時も本当に嬉しかった………

 

でもね……

 

私の心は

 

まだ濁りがとれて居なかった…………

 

あの女が……

 

あの女があんなふうに殺害されてやっと…………

 

………………

 

私は暫くの間

 

人前で笑いを堪えるのが大変だった…………

 

本当に嬉しかった…………

 

でもね……

 

気付いたんだ…………

 

その時やっと透明に戻ったって思った私の心は

 

まだ全然濁ったままで……

 

その濁りは

 

全然ましになって居ないどころか

 

どんどん増して

 

もう1ミリの透明度も無いってことが…………

 

………………

 

それでね

 

 

もうひとつ気付いちゃったんだ……

 

あの女のことが

 

確かに嫌いだったし……

 

心の底から憎んで居たし……

 

毎日あいつが死ねば良いって思って居たけれど…………

 

一番は……

 

あの女じゃ無かったってことに…………

 

だってあの女は

 

私より完全に上の人間だったから……

 

あの女は綺麗で

 

あたまも良くて人気が在って………

 

私をどんなふうにあつかったって……

 

仕方が無い……

 

そう……

 

思える………

 

でもね…………

 

あの女のとりまきは違う……

 

だってあの子達

 

全然美しくないし

 

頭だって私より悪いんだもの………

 

そんなゴミみたいな子達にゴミ扱いされるなんて

 

私には

 

どうしても我慢出来なかった…………

 

 

…………

 

ねえ……

 

 

これって可燃かな?

 

 

それとも

 

 

粗大ゴミ?

 

 

「ゴミの日に出すのは良くないよ

 もっと地球環境のこと考えなきゃ…

 花壇に埋めて花の栄養にしたほうがエコで良いと思う

 手伝うし」

 

「ありがと

 帰りにハンバーガーおごるよ」

 

 

「フィッシュバーガーね♡」

 

 

「OK」

 

 

             TO BE COMUGIKO

 

この変装を見破るなんて…

主任の弁当がまた無くなった……

犯人はいったい……

誰なのか………

 

 

「おい………

 酒森……………」

 

 

「何故……

 何故…私だと……

 解ったん……ですか?…………」

 

       この完璧な変装を見破るなんてあり得ないはずなんDEATHけど?!

 

「草毟りな……」

 

 

「……はい………」

 

                

             TO BE COMUGIKO

 

変装はやり過ぎるとバレ易いから注意したほうがいい
それと上司のお弁当はバレると厄介なのであまり盗まないほー良い
でも後で寒空の下草毟りを殺らされるのと空腹を天秤に掛け
空腹のほーがHIGHウエイトで在った場合
細心の注意で犯行に及ぶしか無いことは歴史が証明して居る

ひとりぼっちで泣いた夜

~ 自分の部屋で 酒森 ~



 

玉ねぎを切る前はね………

 

いつも全然悲しくなんて無いんだよ………

 

 

でも……

 

なんでなんだろうね……

 

ちょっと

 

玉ねぎ切っただけでさ……

 

 

途端にいつも……

 

 

悲しくなって………

 

涙が沢山出て来ちゃうんだ…………

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

本社に赴いたら酷い目に遭った話?

けっこう間が開いちゃったから

もう皆忘れてるかも……

三部作の

完結編DEATH

 

[前回までの粗筋]

 

身だしなみを整え

本社へ赴いた鋳鷹だったが……

 

 

「鋳鷹お帰り~

 あれ?

 まだ眼鏡治んないの?」

 

 

「ああ……

 やっぱそっちなんスね……」

 

             TO BE COMUGIKO

 

 

おまけ

 

本社の模様

 

             大根の収穫と剪定作業

 

鋳鷹ありがとうお疲れさま♡

 

そこまで泥まみれになる要素って在りました?てゆーかそれホントに泥DEATHか?

 

怖かったあの日のこと

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~

 

 

ローズと初めて会ったのは

 

早朝の24時間スーパーだった……

 

その頃私は

 

夜勤明けにスーパーで

 

無料のアルカリイオン水を汲ませてもらうことが

 

ルーティン化して居て

 

その日もペットボトルを携えて

 

吸水マシーンの前へと向かったのだ………

 

 

早朝からアルカリイオン水を汲みに来る者など

 

私以外滅多に居ないのに……

 

その日は二人も並んで居て

 

軽く舌打ちをした……

 

「あ…ダメっスよ?

 二本入れたら並びなおさないと」

 

声が聞こえたので前を見ると

 

今水を入れている人物のショッピングカートには

 

給水用のペットボトルが四本入って居て

 

どうやら3本目に吸水する為

 

カードを挿入したらしい……

 

このスーパーでは二本以上吸水する場合

 

最後尾へ並びなおすというルールが在ったので

 

私も一緒に文句を言ってやろうかと思ったが…

 

そいつの顔を見て…踏みとどまった……

 

私と同じ会社の

 

構成員だった………

 

 

 

命を落としやすい性格というものがある

 

それは正義感の強い人間だと

 

私は思う…………

 

いくら自分が正しくて相手が悪かったとしても

 

自分を守る為には

 

黙認するという行為が

 

必ず必要なのだ………

 

 

私は下を向いて目を閉じた……

 

「ねえ…

 後ろ並びなおしたほうがいいっスよ?……」

 

私は心の中で思った……

 

そのくらいにしておけ……

 

と……

 

ガツン ガツン

 

 

連続する音が聞こえた……

 

薄目を開けると

 

スーパーの磨かれたフロアタイル

 

赤い飛沫と

 

幾つかの白い粒が転がるのが見えた……

 

かるくため息をついてから

 

顔を上げると…

 

くちを押さえてうずくまって居たのは

 

私が知って居るほうの人物だった…

 

一瞬

 

え?

 

 

思ったが……

 

私の知って居るほうの人物は

 

その後も容赦無く

 

エンジニアブーツで顔面を蹴られ続けて居た……

 

「あ…

 申し訳無いっス

 良かったら先に入れちゃってくださいっス」

 

男かと思って居たその女は

 

意外と礼儀正しくて

 

その両方に

 

すこしずつ驚いた……

 

うずくまって居る人物が懐に手を入れたので

 

「あ」

 

と言って指を差したら

 

女も懐に手を入れた………

 

 

 

幸い店員は一人しか居なかったので

 

ポケットに入って居た諭吉さんを10名ほど渡して

 

「記憶力は良いほう?」

 

と尋ねたら

 

「最近物忘れが酷くて

 鳥頭と呼ばれて居ります」

 

一流ホテルのメートル・ドテルを思わせるような

 

柔らかな笑顔だった……

 

サバイバルナイフが胸に突き刺さった骸を

 

女と一緒に表へ運ぶと…

 

植樹ブースに人が居る……

 

一瞬焦ったが

 

よく見るとさっきの店員が

 

スコップで穴を掘って居た………

 

「もし良かったら

 この穴を埋めておいていただけないでしょうか?

 今から植樹をしようと思うのです

 今初めてお目にかかったばかりなのに恐縮ですが」

 

私達は骸を穴に放り込み

 

土を被せた……

 

店員が苗木を持って来て

 

バケツの水に浸し

 

あぶくが出なくなったところで

 

先程骸を埋めた上に植樹して……

 

「きっとこの樹は

 大きくなって

 美しい花を咲かせるでしょう」

 

そう言って藁でマルチングした後

 

小声で歌いながら店内へ戻って行った…………

 

愛と勇気だけが…………

 

アン●ンマンの主題歌だった…………

 

さっきは何故気が付かなかったのだろう…………

 

私は肉食獣の気まぐれで生かされた兎の気持ちを…

 

理解した………

 

 

職業柄怖いことには慣れて居るはずの私だったが……

 

おしっこが漏れる寸前だった………

 

「あの人一体何者っスか?………」

 

そう言った女は普通に漏らして居た

 

 

 

 

これがローズとの出会いで

 

翌日会社の面接を受けさせた……

 

         TO BE COMUGIKO

 

神の領域

 

酒森 百合絵

 

彼女が眼鏡を外すと

 

日本漫画界の古典的手法に倣い

 

そこそこ綺麗なおねいさん風になる……

 

 

このことは

 

鯖戸を筆頭に

 

 

近しい従業員には既に知れたことだが

 

 

特に気にするほどのことでは無い

 

というのが

 

皆に共通した見解で在る……

 

 

その理由として挙げられるのが

 

当然ながら

 

鋳鷹 薔薇

 

 

存在で在る…………

 

 

彼女の卓越したメイクアップ・スキルは

 

 

神の領域に達して居る

 

そう言っても過言では無く

 

本件に異論を唱える者など

 

皆無で在ろう……

 

彼女がひとたび本気を出せば

 

before

 

after

 

after2

 

after3

 

after4

 

枚挙すればいとまが無いが

 

毎度毎度

 

別人どころの騒ぎでは無いのだ………

 

 

因みに鋳鷹が本気を出すのは

 

合同コンパの為だけに在る……

 

彼女の神業メイクアップ・スキルは

 

今現在

 

合同コンパだけの為に

 

使われて居るので在る…………

 

 

前振りが長くなりました

 

それでは本編

 

どうぞ…………

 

 

「え?

 ……い…鋳鷹?」

 

 

「え?

 何スか?いきなり……

 当たり前じゃ無いっスか……」

 

 

「あ……

 う…ん……

 そ…

 そだよね……

 あ……

 今日コンパなんだね…」

 

「え?

 スゴ……

 何で?

 何で解ったんスか?」

 

 

「え?

 あ……

 ああ………

 なんと…なく…………か…な…………

 それよりさ……」

 今日の相手方は

 随分と若い子達なの?」

 

 

「いえ

 むしろ年齢層は高めの方々なんスけど

 守備範囲がかなり狭いそうで

 アンダー14って聞いてるっス」

 

 

「ロ……」

 

「え?」

 

「ロリ…………

 あの……

 い……鋳鷹………………」

 

「え?

 何ス?」

 

 

「頼むから相手は選べ……」

 

             

              TO BE COMUGIKO

 

 

合コンの時はどんな相手にも全力を尽くす所存の鋳鷹

 

 

おまけ

 

~ 産業医 津葦 キリコ ~

 

 

パイナップルの重みを

 

この手に感じながら

 

po-l.hatenablog.com

 

ローズの背中を見て居た……

 

今から合同コンパなのだという………

 

私はローズにあの会社の面接を受けさせたことを

 

ずっと後悔して居た……

 

でも

 

今こうして愉しそうにして居るローズを見ると

 

色々在ったけど

 

今が愉しいなら

 

良かったのかな……

 

とか思ったり出来る自分に気付く……

 

それが良いのか悪いのかは

 

解らないのだけれど…………

 

ローズの背中を見て居たら

 

ローズと初めて会った時のことを

 

思い出した……

 

 

あの早朝のスーパーで起こった出来事を…………