証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

もの凄い束縛だけど・・・

~ BARで 鯖戸 ~

 

 

 

「ねえ……

 バーテンダー…………」

 

 

「どうかした?」

 

 

「良い香りだね……」

 

「今夜は棕櫚さんの

 大好物だよ……………」

 

 

「ねえ…………

 バーテンダー………………

 わたしはさぁ…………

 逃げたりなんかしないよ?……………………」

 

 

「どうしたの?

 突然…………

 ほら……

 棕櫚さんの大好物

 焼けたよ…………」

 

 

「ねえ……

 わたしが逃げるんじゃ無いかって…………

 不安に思って居るんでしょう?………………」

 

 

「どうしてそう思うの?

 そんな不安

 抱いてなんか居ないよ?……」

 

 

「本当?…………」

 

 

「本当だよ?」

 

 

「そっか……

 わたしの勘違いなら……

 いいんだけどさ………………

 

「どうしてそんなふうに思ったの?」

 

 

「え?……

 ああ……

 なんでかな…………

 …………………………

 たぶん…………

 たぶん…

 なんとなく……………………………………

 かな……………………

 

「冷める前に早くたべなよ」

 


「………………

 なんか……

 ………………

 そうだ……

 ねえ……

 あ~ん

 ってしてたべさせてくれない?………………」

 

 

「仕方ないな……

 あ~ん」

 

 

「美味しい……

 ねえバーテンダー……………………

 私も唐揚げも…………

 ……………………

 絶対逃げないから安心して大丈夫だよ………………」

 

 

「解ってるよ……

 なんで今夜はそんなに勘ぐるのかな……」

 

 

「何でって……………………

 なんてゆーか……………………

 まあ…………. 

 …………

 なんとなく……………………

 かな……………………



「はいデザート

 最近スコールが多くて心配だけど

 今日はまた干してたんだよ」

 

 

「良い香り……

 干したての梅干し……

 この太陽の香りって

 今ある全ての不安を和らげて……

 私の心を安寧に導いててくれる感じ…………」

 

 

「はい

 あ~ん」

 

              TO BE COMUGIKO

 

 

棕櫚さん……
目隠しもしてもらったほーが愉しいですよ…………



藤子……
残念ながら私はそっち系じゃない…………
……………………………………
たぶん……



闇バイトでのお仕事 プロローグ 

「酒森センパイ……

 それじゃあ申し訳無いんスけど……

 今日は定時で上がらせてもらいますっス……」

 

 

「あ…

 そっか……

 そうだったね……

 今夜はコンパ?」

 

 

「コンパだったらもっとちゃんとメイクするっスよ……」

 

 

「ああ……

 そっか…

 じゃあ……………

 パパ活?」

 

 

「違いますよ~

 パパ活は一昨日っス……

 今夜は新しい闇バイトの……

 面接なんスよ…………」

 

 

「へ~

 そうなんだ……

 TPOだっけ?

 鋳鷹ってそーゆーこと

 ちゃんとしてるよね…

 私も見習わないとなぁ……………」

 

 

「TPOは大事っス……

 たとえ無人島で……

 たった独りで居るんだとしても

 そこにはそこの

 TPOが……

 在るんス………………」

 

 

「そっかぁ~

 哲学だよねぇ~~

 それじゃあ面接……

 頑張って……………………」

 

 

「ありがとうございますっス

 頑張って絶対に合格して来るっス♪」

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

 

ほんとは頑張らなくても良いんだよ……
闇バイトの面接は
応募した時点で
合格なんだから………………

 

食べられるお花と超オサレなTKG?!

~ BARで鯖戸 ~

 

 

 

カレンジュラと……

 

 

ボリジ……

 

 

バジルもかなり……

 

 

良い感じだ……

 

 

エディブルフラワーって

 

 

ちょっと在るだけで……

 

 

なんか気分上がる……

 

 

「どうぞ

 先ずはサラダから」

 

 

「サンキュー

 あ…

 カクテルのボリジ花可愛い♡

 卵黄に乗った…

 カレンジュラの花びらも……

 ステキ…………」

 

 

ミニトマトです……

 

 

「棕櫚さん……

 今夜は……

 超オサレなこれを……」

 

 

「え?

 何?これ……

 ま…まさか…………」

 

 

「ええ…

 菜園風鬼オサレTKGです」

 

 

「うわ~~♡

 ヤバ……」

 

 

「まだですよ……

 仕上げに

 ナッツとボリジ

 そして……

 今年の梅干しも

 ONです」

 

 

ジーザス………………」

 

 

「はいピッツァ」

 

 

「こう毎日暑いと

 ミント系のカクテルが

 マジ旨だよね♡

 そしてピッツァに乗ってるトマトが

 大好きな私♡」

 

 

どー見ても……

 

 

卵でしょうに……

 


「はいパスタ

 今夜は

 焼きパスタにしたよ」

 

 

「やったっ♪♡

 またトマト乗ってるうっ♪♡」

 


卵ですって……


「美味しいな~」

 

 

やから…巻き過ぎやて……

 

 

「でも残念……

 今夜は夏バテ気味で

 あんまり食欲無いから……

 後はデザートくらいしか食べられなさそう…………」

 

 

あんた充分食べてたよ…………

 

 

「はいデザート」

 

 

「おーナ~イス♡」

 

 

ツッコミ無いんかい………

 

 

「そーいえば

 今土用干しどんな感じ?」

 

 

「小梅はもう干し上がったから

 瓶詰めしたけど

 大きい梅はまだかなり残ってる……

 暫く天気が不安定っぽいから

 一旦小休止中なんだ」

 

 

「そっか~

 私もまだ少し残ってるんだけど

 昨日雨降ったから一旦梅酢に戻したよ……

 毎年毎年この時期ってたいへんだよね……

 愉しいけど♪♡」

 

 

「そうなんだよ

 大変だけど

 本当に愉しいんだ」

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

毎年マジで大変なんだけど……
それでも愉しさのほーが勝ってる♪♡
梅LOVE♡

 

野菜盛り過ぎでご飯が全く見えてないけど正真正銘TKG☆




 

拉致されて連れて行かれた場所で PARTⅤ

~ クラスメイト ~

 

 

廊下は真っ赤な海だった………

 

 

真っ赤な海には人間のパーツが……

 

沢山浮んで居る…………

 

 

少し……

 

気になることが……

 

在った………………

 

この廊下には

 

藤子が真っ赤な海に変える前にも亡骸が……

 

私達に覚えの無い……

 

幾つかの亡骸が…

 

ころがって居たのだ…………

 

 

でも…………

 

でも……

 

少し……

 

そう……

 

少し気になっただけ……………………

 

 

すぐにどうでもよくなった……

 

 

とりたてて気にするようなものでもない……………………

 

そんなことより……

 

私は

 

早くあの女を捜したかった………………

 

 

たぶん女が居るのは

 

最上階だろうと

 

思っては居たが……

 

目に付いた扉は念の為全て開け

 

確認しながら上階を目指した……………

 

確認した部屋の

 

壁紙と天井……

 

そして…

 

床………………

 

全てが真っ赤に染まっていった……………………

 

 

気付くと藤子は……

 

 

二本の長ドスを

 

華麗に操って居た………………

 

それはあたかも

 

雅で嫋やかな……

 

舞のようにも見えた……………………

 

 

真っ赤な部屋が増す程に……

 

女はもう……

 

ここには居ないのかも知れない…………

 

 

そう思う気持ちが……

 

強くなって来た…………

 

 

どうやらここは

 

何かの会社のようだ……

 

あの女は……

 

今頃自宅に居るのかも知れない……

 

 

そう思いながら

 

次の扉を見た…………

 

期待せずにドアノブに手を掛け

 

回した左手を

 

静かに引いた………………

 

…………………

 

ヘッドフォンを装着し

 

音楽を聴いて居るらしい女と目が合った…………

 

 

鈍色だった私の胸に

 

光が差した瞬間だった………

 

 

「ビ~ンゴ♪♡」

 

女がヘッドフォンを外しながら

 

何か言葉を発しようとしたとき……

 

藤子の立蹴りが女の頭頂部に降りた……………

 

近くに在ったクローゼットの中から

 

ハンガー1本を頂戴し…

 

女を引きずりながら

 

表へ出た…………

 

 

車庫に何台か在ったベンツの中から

 

一番旧タイプと思しきものを選び

 

ドアーウインドウの隙間から差し込んだハンガーにて

 

解錠……

 

旧タイプのベンツを選んだ理由は

 

構造がシンプルで

 

直結始動がし易いからだ…………

 

 

気絶して居る女は

 

藤子と一緒に後部座席に乗せた……

 

エンジンを始動させ

 

ブレーキから足を離そうとすると

 

ベンツは……

 

そろそろと

 

前進を始めた………

 

これがクリープ現象か…………

 

 

知識としては知って居たが

 

実際に経験したのは初めてで

 

あまり気持ちの良い物では無く……

 

むしろ私には

 

不気味で…

 

不快に感じた…………

 

 

でも今はこのベンツを運転する意外に

 

選択の余地は無い……

 

 

私はシートベルトを締め

 

生まれて初めて運転するオートマチック車のアクセルを

 

恐る恐る……

 

ゆっくりと踏んだ………………

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

 

 

暫く運転して居ると……

 

後部座席から話し声が聞こえてきた………

 

どうやら女が目を覚ましたらしい……

 

聞き耳を立てると

 

女は自分がヤクザの組長の娘だと言って居り……

 

自分を今すぐ解放すれば

 

藤子と私を殺さないよう

 

親で在る組長にお願いしてくれるらしい……

 

 

小学生でもつかなさそうな幼稚な嘘に……

 

私は思わず…

 

吹き出してしまった………………

 

 



 

大切なもの あるある?!

~ 路上で ~

 

 

 

え?

 

 

あ…

 

これですか?……

 

 

ごめんなさい…

 

これは…

 

 

大切なものなので…………

 

 

 

             ********************************

 

 

 

いえ……

 

私は…

 

 

解りません……………

 

 

そんなこと言われても……………

 

 

解らない事は…

 

解らないとしか……………

 

 

はい…

 

そうです……

 

 

偶々通りかかったら…

 

この人が…

 

道端で眠って居られただけで………

 

 

え?

 

ちょっと……

 

ちょっと待ってください……

 

 

わたし…

 

もう………

 

 

帰りたいんですけど……………………

 

 

 

            ********************************

 

 

 

あれ……

 

わたし………………

 

あ…

 

 

あの……………

 

もし…

 

あの………………………

 


何でお巡りさんまで眠ってしまったんだろう……………………

 

………………………………

 

ま……

 

いいか…………

 

帰ろ……………………………………………………

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

たまねぎ あるある♪♡

 

帰って手を洗ったら先ずは玉葱を切っておく♪
玉葱は切って暫く置いたほーが
酵素の働きで血液サラサラ効果が高まるのだ……
生で食べる場合もその後調理する場合も同じ☆
辛み成分があある程度飛ぶのも良い♡

 



 

拉致されて連れて行かれた場所で PARTⅣ

~ クラスメイト ~

 

 

ビュンビュンと…

 

軽快な素振りを見せる藤子を

 

私は見て居た……….

 

 

とりあえず

 

私達は廊下に出た……

 

 

曲がり角を曲がると……

 

二人の人間と

 

目が合った………

 

 

少しの間を置き…

 

二つの首が

 

床に降りる…………

 

 

長ドスを振って

 

紅い液体を払う藤子……

 

 

「またつまらぬものを

 切ってしまった……」

 

 

昨夜藤子と観たビデオ三本のうち

 

一本はアニメだった……

 

因みに台詞はそのアニメの完コピだったが……

 

シーン的には以前観た時代劇かなにかのアレンジと推察する……

 

 

かなりシリアスな

 

ゾーン的なものに入って居る感じだった……

 

藤子は遊びに対して

 

いつも真剣なのだ…………

 

 

始めの一振りは……

 

たぶん…

 

見たことの在るものの真似をするだけ……

 

だけど……

 

二振り目からは

 

そこに学習と

 

アレンジが加わる………

 

藤子の剣は

 

一振り事に磨かれて

 

更に更にと…

 

冴え渡る……………

 

そして……

 

好きこそものの上手なれ……

 

藤子はとても

 

愉しそうだった……………………

 


映画よりも……

 

ファミコンよりも……

 

スポーツ観戦よりも…………

 

ナニよりも強い

 

エンターテインメントが……

 

ここに在った……

 

 

歩を進め……

 

新たな敵と遭遇する度

 

藤子の剣は

 

輝きを増してゆく………………

 

 

左下から鋭角の逆袈裟に切って…

 

そこから燕返し……

 

少し角度を変えた順袈裟切り……

 

或いは一間置いての横切り…………

 

それで相手の軀は

 

大抵七つ……

 

もしくは六か八のパーツに分割された…………

 

 

今の藤子は超覚醒した感じ……

 

この状態を常にキープしてさえ居れば……

 

今日拉致されることも無かったろうに…………

 

しかしこれは仕方の無いことだ……

 

普段の藤子は……

 

極端にぼ~っとして居ることが多いのだ………

 

私はそれを

 

藤子の個性として理解して居る……

 

普段のぼ~っとして居る藤子が居るから……

 

覚醒時のヤバい藤子が存在できるのかも知れないし……

 

 

そう思って居る…………

 

 

見ると藤子は

 

燕返し二回……

 

相手の軀の一部が床に降りる前に……

 

三度切れるようになって居た…………

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

普段の藤子はぼ~っとしていることが多い……
というか……
極々一般的なふつうのメンヘラである…………

 

快適な糠床生活の裏技?!

~ 鯖戸先輩の発酵教室 ~

 

 

 

日曜の朝は

 

さすがに辛い…

 

土曜出勤とその残業で

 

血まみれになった軀をシャワーで流し

 

いつものBARに寄ってから集会に参加…………

 

夜明け前には帰れるけれど………

 

夜明け前に私は起きる………

 

昨夜の睡眠時間は8分だった…

 

こんな朝……

 

特に辛いのが

 

糠床を混ぜること………

 

40ℓの糠床を

 

からしっかり混ぜるのは

 

思って居るより重労働………

 

だけど

 

クーラーの無いこの部屋で

 

朝夕二回の混ぜ作業はどうしても欠かせない…

 

 

でも

 

今日からそれが楽になる……

 

昨夜バーテンダーに教えて貰った

 

糠床の裏技……

 

こんな簡単な方法が

 

在っただなんて……………

 

 

ホントに良いことを教えて貰った…………………

 

 

糠床上面1㎝

 

朝はそれだけ混ぜるだけで良いんだって……

 

からしっかり混ぜるのは夜だけで良い…

 

それだけで

 

クーラーの無い環境でも

 

塩分濃度を上げたりしなくても

 

綿飴なんか

 

出現しない…

 

 

よし……

 

 

これでOK…………

 

 

ふう……

 

でも…さすがに眠いな……

 

今日は少しだけ多めに

 

お昼寝しよう……

      

 

               TO BE COMUGIKO

 

 

補足

 

 

今回綿飴と表現したものは

高気温等で元気になり過ぎた酸膜酵母が生み出す白カビの一種で

人体に害は無いといわれては居りますが

香味の面ではマイナスに働くこともあるということで

出来るだけ生成させたくないものです

酸膜酵母は好気性菌の為

ぬか床上面で元気に活動して居りますが

ぬか床を混ぜることにより

元気になった酸膜酵母を底方へ追いやると

空気が無いので大人しくなり

結果綿飴の生成をしなくなります

上面1㎝の混ぜでは

まだ空気が届くので

酸膜酵母の活動を

完全に抑えることは出来ませんが

半日程度ならこれで充分

夜にしっかり混ぜるなら

朝は応急的なてきとーちょい混ぜで殺り過ごし

貴重な朝時間を

有効につかったほーが良いよね♪

私はそう思って居ります♡

 

 

糠床LOVE♡

 

ぬか床を混ぜるときは朝でも油断せず
跳ねたときのことを考えて
全裸
もしくはそれに近い服装で!!