追憶
~ 追憶 武仲 ~ サリが二階から降りてきた。 「ねえ、わたし散歩に行きたいんだけど、良かったら武仲君付き合ってくれない?こんな時間に、こんな可愛い女の子が一人で歩いてたら、絶対強姦殺人の被害者にされちゃうから」 ありがとうサリ。 サリはいつだっ…
~ 追憶 武仲 ~ 「おい武仲……、お前マジで何言ってんの?今日の武仲……、マジ変だよ?女は女、由子は由子、だろ?由子は女とする前に、今日犬と遊べなかったストレスのはけぐちにしてやるだけじゃんか……、なあ、お前マジで大丈夫か?心配になるよ?」 「あ………
~ 追憶 武仲 ~ 「おう、おかえり」 「ああ、ただいま……、てゆうかここ自分家じゃないけどね、てゆうかさ……、何で今日学校来なかったの?」 「ちょっと今日色々あってさ……、あのさ……、俺、今日病院に行って来たんだけどさ、そしたら蓮糸先輩そっくりの女性…
~ 追憶 武仲 ~ 「それじゃシャワー浴びに行こっか」 この笑顔、この台詞。 銀幕の女優。 そしてそう言いながらサリは、俺の手を取る。 俺も今、銀幕の内側にいる。サリの手の温もりが伝わる。手だけでなく、サリの身体はどの部位も、いつだって、例外なく…
~ 追憶 武仲 ~ 病院に着くと、何故が看護師のコスプレをした蓮糸先輩がいた。 一瞬本気でそう思った。 でも、よく見たら全然違う、大人の女の人だった。 その女の人がしている、露出の多すぎる看護師コスプレは、ピンク色のところとかも普通に見えているし…
~ 理科教師 ~ それに、現時点では見ためだけで中身は馬鹿のまま、マルクスだって解ったふりをしているだけに決まっているけれど、人間は見ために引っ張られる生き物だ。今後志乃原君が、本当に賢くなっていく可能性は、充分にあると思う。頑張れ。頑張れス…
~ 理科教師 ~ しかしながら、次郎三郎君は勉強が出来ないというだけでなく、地頭自体がそれほど賢くない……、というか馬鹿なので、教師相手に議論とか、そういうところまで発展するなどということは、まずないだろう。 というか絶対に発展しないと断言でき…
~ 理科教師 ~ 今日の一限目は、三年生の粗大ゴミクラスだった。 このクラスは、いつ来ても保健室、もしくは視聴覚室や体育倉庫、或いはラブホ……、わたくしごとで恐縮だが、理科室の小部屋のような匂いがする……。 これはいつものことなのだけど、今日はいつ…
~ 追憶 武仲 ~ ラナの頸動脈に触れる。 トクン、トクン、と、リズミカル且つ力強く動いている。 「武仲君、そのままスプラッター映画出られるよ」 サリが笑いながら言う。 「サリもじゃん」 俺も笑いながら言う。 「怖っ……お前達何やってんの?」 「あ、由…
~ 追憶 武仲 ~ 「一、二、三、四……」 手の甲にもう一方の手を重ね、胸の真ん中が五~六㎝ほど沈むくらいの強さ。速度は一分間に百回強くらい。絶え間なくリズミカルに圧迫し、三十回ごとに一秒かけての人工呼吸を二回行う。 「ねえ、武仲君?舌入れてない…
~ 追憶 武仲 ~ サリをやる。 あ……、 サリの首に手を回そうとしたら、急にサリが立ち上がったので、偶然躱された形になった。 「あっ」 サリが、何かに驚いたような声と表情を見せ、突然残りのミルクセーキを一気吞みしながら倉庫の窓を開けた。 「えぇっ?…
~ 追憶 武仲 ~ サリがミルクセーキをくちに含む。 俺に馬乗りになったサリが、くちうつしで、俺の口内にミルクセーキを流し込んだ。 なんかサリ、昨日から無茶苦茶怒りっぽいな……、もうすぐああいう感じのやつ? そのままついでに?舌も入れられた。 あれ…
~ 追憶 武仲 ~ 倉庫の青い屋根が見えた。 そこからは一応、ポーズで走った。 ゆったりと歩いて来たことは、サリに知られないほうが良いと思ったからだ。 走り出してすぐ、倉庫手前の茂みから、サリが顔と手を出した。 一瞬、ヤバっと思ったけれど、ギリギ…
~ 追憶 武仲 ~ 俺の個人的な好みで言わせてもらえば、缶より瓶のほうが好き。 先ず缶より瓶のほうが、見ためが好き。そして瓶には缶のような、環境ホルモンたっぷりの危険な内側コーティングもされていないし、いざとなったら武器にも使えるという用途の広…
~ 追憶 武仲 ~ アルミ缶に充填された俺の体液を、半分ほど吞んだところで、携帯が鳴った。 液晶画面を見る。 サリだ……。 少し躊躇したけれど、意を決して出た。 「はい」 「あ、武仲君、わたし、サリ……」 「あ、うん……、液晶……、名前表示されてるから……」 …
~ 追憶 武仲 ~ あいつの後ろ姿は、もうとっくに見えなくなっていた。 俺はもう、どうしたって遅刻だ。 目の前の信号機が点滅を始めた。走っている速度を、少し上げるだけで簡単に渡りきれるのは解っていたけれど、俺はあえてそうせず、走る速度を、緩めた…
~ 追憶 ラナ ~ 「え?走って?相手車でしょ?無理くない?」 「あ、ほら、そのときわたしガバメント持ってたからさ、偶々前から走ってきた大学生風のお兄さんに頼んで自転車貸して貰ったの」 「へぇ、そうなんだ……、でも、自転車でも……、追える?」 「丁度…
~ 追憶 ラナ ~ 「あ、ごめん、お取り込み中だね」 院長さんだと思っていたのにサリちゃんだったので一瞬焦ったのだけれど、焦ったと覚られるのが恥ずかしいと思ったので、わたしは脚等広げたままの格好で平静を装い、 「大丈夫だよ?わたしたち、見られな…
~ 追憶 ラナ ~ パンパンパンパン 「ラナ~、出すよ~」 「はーい」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 院長さんは、出すよと言ってから、二十分か三十分後くらいになって、やっと出した。 その間わたしはいきっぱなしで、なんとか意識を保っているだけで精一…
~ 追憶 ラナ ~ もう疲れちゃったかな?と、そう思いながら院長さんの目を見たら、よっぽどわたしの顔がもの欲しそうだったのだろう、 「もっとしてあげようね」 と、院長さんがそう言ってくれたので、わたしは院長さんにくちづけて、舌を絡めながら、 「う…
~ 追憶 ラナ ~ パンパンパンパン 「あ、ラナ、やっと目が覚めたね。今丁度出してあげるところだよ」 目を開けたら知っている男の顔が揺れていて、いきなり中に出された。 横を見ると、ナースのコスプレをした女が、笑いながらわたしのことを見ていた。 看…
~ 追憶 ラナ ~ わたしは、とても不愉快な気分になった。 最初の男はわたしの耳元で、ずっと「愛しているよ」と言い続け、わたしの名前を呼び続けていた。 他の男達はずっと笑いながら、力の入らないわたしの身体を揺さぶり続けている。 そしてそのついでの…
~ 追憶 ラナ ~ 未だしていない二人の男が、ジャンケンで何かを決めていた。 「噛んだらこれで頭蓋骨割って、中身を出すからな」 男の一人がそう言いながら、大きなモンキーレンチをわたしに見せる。 またモンキーレンチか……、しかも昨日と同じメーカーの4…
~ 追憶 ラナ ~ 昨夜わたしは大きなモンキーレンチで何度も頭を殴られていたので、痛みは今殴られたばかりの頬骨よりも、寧ろ響いた頭に強く感じた。 男が拳を振り上げて、振り下ろす。 その繰り返しを見ながらわたしは、自分が今、どうしてこんな状況に陥…
~ 追憶 ラナ ~ パンパンパンパン 「あ、ラナちゃん、やっと目が覚めたね。今丁度三回目を出してあげるところだよ」 目を開けたら知らない男の顔が揺れていて、いきなり中へ出された。 左右を見ると、男達が二人ずつ。 その四人の男達も、全然知らない顔だ…
~ BARで ~ 「つーことだから教えてやってくれよ」 どーゆーこと? え?今僕かなり勇気だして告ったんですけどスルー? 「えっと..........でも...........」 「なんだお前............................ Joshがトランスジェンダーだからって差別すんのか? …
~ 追憶 武仲 ~ でも、それはそれ。 俺は、いつかかならず、ラナを調教して従順な性奴隷にする。 時計を見る。 もう絶対に遅刻だよ? 道路を見る。 あいつにやられているラナを見る。 通行人から丸見えだよ? 昨夜はとても長い夢を見ていたと思っていたけれ…
~ 追憶 武仲 ~ 「ラナ何やってんの?病院行くんじゃないの?」 「ナニはさっきあのひとにやってもらいましたけど今はやってないですよ?見れば解りますよね?それにわたしは病院なんて行かないですよ?」 軽いボケを含んだ返答だったけどそれよりも、早く…
~ 追憶 武仲 ~ 涙目の由子さん。 自分の彼女が朝っぱらからこんな目に遭っているのを間近で見ていると、流石に少々複雑な気分にはなるけれど、それでも今の俺にとっては、どちらかと言えばとかそういう感じではなくて明らかに、『勉強になる』という気持ち…
~ 追憶 武仲 ~ サリも起きてきた。 サリも俺と同じで、朝が苦手だ。 朝のサリは、いつも不機嫌そうな顔をしている。けれども俺は、そんなサリも嫌いじゃない。可愛い。 サリが、 「おはようございます……」 と、少しかすれた声で朝の挨拶をすると、それに返し…