証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

追憶

こんな弱みを握ってます

~ 追憶 バーテンダー ~ 大きな総合病院の駐車場から由子が電話をかけると すぐに男が一人来た…… 「今日は多いですね……」 と 男…… 続けて 「あ……志乃原先生………」 医者の世界は意外と狭いらしく 近隣の医師は大抵顔見知りなのだという……… 何故か男は笑って居…

声に色気を感じたから・・・

~ 追憶 バーテンダー ~ 目隠しと首輪をはずしてやると…… 犬はよたよたと扉に向かい 立ち止まってから振り返った…… どうやらついてこいと言って居るらしかった…………………… 「こんなに要らないよ?」 犬が『α QUIN』と表示されたチューブを 二十本くらい差し出…

マジックボックスを使わせてもらえる理由

~ 追憶 バーテンダー ~ 「レボノルゲストレル錠 持って来たけど吞んどく?」 「いい... その子が全然気を使ってくれないから...... いつも普通のやつ吞んでる」 「そうなんだ……サイテー……」 そう言って 眉間におもいきり皺を寄せながら私の目を見た由子は …

女がバスルームで倒れて居たから・・・

~ 追憶 バーテンダー ~ ベッドに横たわって居たはずの女が居ない…… シャワールームから音が聞こえたのでドア越しに 「大丈夫?」 と声をかけたが返事が無い…… ドアを開けると案の定 倒れて居る女が目に入った…… 「おい!」 と 声をかけると女は目を開けて …

通報されるから無理

~ 追憶 バーテンダー ~ 「ちょっと汚れてるけど…… いいかな?……………」 と 女がそう私に尋ねてきたので 「いいよ」 と 答えた…………………… ・・・・・・・・・・ 「こんなふうになってるのにどうして言わないんだよ……」 女の部屋の電気をつけると…… 女のウエスト…

先生の雑談を実行してみました

~ 追憶 バーテンダー ~ 女は 私がここに要ることに気付いたはずだ…… そして それと同時に私の心も読んだに違いない…………………………… 私は先ず 手前に立って居た二人の後頭部にアイスピックを突き立てようと思った…… そのとき小学生時代に聞いた 教師の雑談を思…

頭の中でひとつに重なって居たもの

~ 追憶 バーテンダー ~ 「芳田君が きみみたいなヤバいヤツだとは思えない」 女の言葉をスルーした二日後のことだった...... 私は放課後 いつも通り理科室の小部屋で女と逢った後 昼にはずれた左下奥歯のインレーをはめなおしてもらうため 独りで歯科医院…

妄想なら何してもお咎め無しのはずなのに

~ 追憶 バーテンダー ~ その日の放課後も もちろん私は理科室の小部屋で女と一緒に居た・・・・・ 女の体温を感じながら・・・ 「芳田と何か在ったの?」 と尋ねたら 「芳田君ね・・・ いつも私が教室に入るなり乱暴し始めるんだよ・・・・・」 と 言った…

有無を言わさぬ女の圧

~ 追憶 バーテンダー ~ バキッというヤバすぎる音は 女の膝が 芳田の顎に入った音だった・・・ 芳田は完全に伸びて居り 教室内は完全な無音となった・・・ 女がくちを開く・・・ 「芳田君が武仲君をころしてしまいそうないきおいだったので 仕方なく名簿で…

教室に響いたヤバすぎる音

~ 追憶 バーテンダー ~ 数日後の学校では 美術教師と女子生徒はかけおちしたのだとか 心中したのだとか 女子生徒を殺害して何処かに隠した美術教師が逃亡中なのだとか・・・ テレビ見すぎな馬鹿共の 月並みな噂が飛び交って居た・・・ 私と女は 当然ながら…

きっちり百回刺した朝

~ 追憶 バーテンダー ~ 女が私の後ろあたり 或いは そこら付近の空間を見ながら 聞こえるか聞こえないかの小さな声で たぶん・・・ 「いいよ」 と 言った・・・・・ 私は あのときのことを思い出した・・・ あのときも 言葉こそ聞こえはしなかったが・・・ …

女が偶然持って居て助かったもの

~ 追憶 バーテンダー ~ 四輪駆動の軽自動車が・・・ やっと見つかった・・・・・ マイナスドライバーでドアキーを壊し 同じく マイナスドライバーをエンジンキーホールにあてて・・・ ハンマーでトントントン・・・ 手慣れた手つきだった・・・ 女はエンジ…

愛おしいと思ったとき

~ 追憶 バーテンダー ~ 私は女を理科室の小部屋に置いて・・・ 先に女のアパートへ帰って居た・・・・・・・ 暫く母親のところへ帰るつもりはなかったが・・・ 母親が私を心配することなど無いと解って居たので・・・ 連絡をするつもりは無かった・・・・…

たった二回遭っただけなのに忘れられない

~ 追憶 バーテンダー ~ 女の死体が私の目を見る…… その目を見ながら私は…… 母親のことを思い出して居た……………………… 私の母親が…… まだ母親という役割をギリギリ保って居られた頃のことだ…………… ある日の学校帰り…… 私は知らない女に声をかけられた……………………… …

女子生徒にひっぱりこまれた階段下で・・・

~ 追憶 バーテンダー ~ 女のアパートを時間差で出て別々に登校することにした……… ・・・・・・・・・・・・・・・ 理科の授業中…… 女はいつも通り私のことを完全に無視して…… いつも通り男子生徒達の視線を その短いスカート付近に集め……… いつも通り女子…

シェパードが好き・・・

~ 追憶 バーテンダー ~ ふたりとも泥だらけだったので…… とりあえず女のアパートへ行くことになった………………… シャワールームに押し込まれて 熱いシャワーをかけられた………………… 私の頭を洗う女の手つきは 随分と手慣れたものだった………………… きっとこの女は 犬…

口付けされた後にしたこと

~ 追憶 バーテンダー ~ 絵を描くためか…… 女の死体を抱くためか……… どちらがメインなのか…………… すっかり解らなくなっていは居たが 私は昼休みと放課後 毎日理科室へ通った…………………… ある日の放課後…… いつもと同じような時間が過ぎた後だった…………… 「ちょっ…

兄を迎えに行ったら反社の人達に囲まれた朝

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ その日の朝……… 私は組… 私は社長から呼び出しを受けた……………… 「えーっ 私がですかぁ?…………… あんなヤツほっといてよくないですか? 今日は私…… アニメとか観ながら ずっと家でごろごろして居るという予定が在るんで 超忙しいん…

女の死体はずっと私の目を見てた

~ 追憶 バーテンダー ~ 昨日は女の服を……… 正面からめくり上げただけだったので全く気が付かなかったが…………… 女の軀には右肘から巻き付き背中まで向かう 美しい蛇の刺青が入って居た………………… くちから赤い絵の具を流して倒れて居る女の死体は 目線だけこち…

理科室に在った美しい蛇の絵と女の死体

~ 追憶 バーテンダー ~ po-l.hatenablog.com 理科室を出た帰り道…… 私は 美術教師の頬骨に筆の柄を突き立てたとき親を呼ばれたり… こっちに非は無いのに謝らせられたりして けっこう大変だったことを思い出して居た…………… 今回はもっと面倒な事になるかも知…

久し振りに合った上司とのありふれた会話?

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 「ようキリコ 久し振りじゃないか… こんな時間に事務…あっ…… か…社…社内に居るなんて珍しいな…………」 「あ~ 瀬鬼山の兄貴…あっ…… 瀬っ…瀬鬼山主任ご苦労様です… なんか今日コンプライアンスの講習で…… 今それ受けて来たところ…

私が理科室に通うようになった理由

~ 追憶 バーテンダー ~ 細身の軀に白い肌・・・ いかり肩が特徴的な美人だった・・・・・・ その日全ての授業が終わったら・・・ 理科室に来るようその女に言われた・・・・・・・・・ その時間が来るまで・・・・・ 私の心は 輪郭も中心もバラバラに・・・・・ まるで空気にほどけてしま…

美術教師の目を潰そうとした結果

~ 追憶 バーテンダー ~ あるときその美術教師は…… その薄汚い手に絵筆を握り…………………… 私の描いた絵の上に…… 悪意に満ちた絵の具を乗せた…………………………………… そのとき咄嗟に… 私は美術教師の目を潰そうと思って…… 絵筆を順手に持ち…… すぐに大きく振りかぶって…

私が美術教師の目を潰すことに決めた出来事

~ 追憶 バーテンダー ~ ザー ザー これを耳鳴りと言って良いのかどうかは解らないが………… 私は 昼夜を問わず…… 眠りにつこうとすると この ザー ザー という音により………… それを妨げられる……………………………… この ザー ザー という音は……………… 起きて居るとき…… …

闇バイトに女を雇ったら PARTⅤ

解体処理作業中の…… 血塗れで 柳刃包丁を持った女と…… 目が逢った…………………… 顔がやや紅潮し…… 肩と胸の動きから 呼吸の荒さを 感じ取ることが出来た……………… 女からの…… 強く…… 深い殺意が……………… まるで冷たい液体が カクテルグラスの三角形を 一直線に 底へ向…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅣ

これが…… この女が生きて居る間に行われる 最後の朝礼に…… なるはずだった……………………………… だから私は…… 徹底的に…… 殺ることにした………………………… いつものスタンダードな朝礼行為と並行して…… ただ殴ったり 蹴ったりするだけでなく…… ウォーターポンププライヤー…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅢ

私は…… バイトの女を………………………… 殺害する為の 大義名分が欲しかった………………………… しかし…… ナニをしても……………… ナニをさせても……………… 駄目だった………… 女は 兎に角…… 従順なのだ………… …………………… 女は暇さえ在れば…… 私のことを見て居た…………………… 自分では気付かれ…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅡ

女が出勤する夜は いつもそうだった………… 女が出勤する度 私は女の髪を掴んで テーブルや壁… 床などに押しつけて……… 面接から朝礼へと 呼び名の変わった… 内容的には同じ 行為 を…… 続けた…………………………… ………………………… 女が少しでも拒んだり 反抗的な態度をとった…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅠ

バイトを募集したら…… 一人だけ…… 喰いついた…………………… 面接に指定した日時…… 女は 遅れずに来た……………………… その女の目を見た瞬間…… 私は あ… と 思って… すぐ女に 「○で○○○○○○してから○○○○に○りたい」 ……と…… そう言った……………… ………………………… 拒んだ瞬間 扼殺する…

闇バイトに女を雇った理由 PARTⅢ

私が務めて居るBARの…… 近くに在る 街灯の灯りで…… 時々 本を読んで居る 女学生を 見かけることが在った……… 制服を着ているだけの ニセモノでは無く…… 顔立ちや 雰囲気から…… 十中八九 ホンモノ…… だと思ったので…… 関わらないようにしようと 思って居たが………