証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

姉に殺害されるのも時間の問題だと思った

~ 追憶 酒森 ~ 意識が戻ったとき すぐに姉と目が合った…… 姉はにっこりと笑って…… 「後ろから誰かに羽交い締めにされて ドラム缶に押し込められた 後は何も解らない」 そう言った…… 「誰に何を聞かれても 他は何も解らない 覚えて居ない そう答えるのよ」 姉は…

私を殺そうとした女との再会

昨日 初出勤を無事終え アパートに帰った後の私は ずっと東雲坂田鮫さんのことを考えて居た………… できるだけ早く 東雲坂田鮫さんと会って… 話がしたかった…… 昨夜はどうすれば東雲坂田鮫さんと会えるか ずっと考えて居たが…… 結局答えは見つからず……… 私は今 …

殺される寸前で飼い犬に助けられた私

~ 追憶 酒森 ~ かー君に 二度も命を救われるとは 夢にも思わなかった……… 一向に見つからない私を心配してずっと家から出られなかった母が 4日目にしてなんとか犬達の散歩に出かけたのだそうだ……… 工場の廃材置き場… その前を通る道が家の飼い犬たちのお散…

受け付け嬢の全裸写真を会社入り口に掲示する上司

その後… なにやら色々と説明をして居たと思うのだが…… 私はメンヘラさんの事が気になって仕方が無かった… 自らの全裸写真を無修正でポスターデザインに用い それを自身が務める会社に提出するというのは 相当芸術に対してストイックでないとしないことだと …

サイコな姉の話

~ 追憶 酒森 ~ 目が覚めると私は ずぶ濡れのかー君に顔を舐められて居た…… 私は助かった………… かー君が助けてくれたんだ…… 私はずぶ濡れのかー君を 私自身もずぶ濡れの軀で抱きしめて 止まらない涙と 震える軀を暫くそのままにして居た…… やっと落ち着いて…

私がメンヘラさんに殺されかけた理由

私は今 人事課長の前でヴィンテージの木製椅子に座って居る…… 職人の手で丁寧につくり上げられた椅子は 堅い木材を素材として用いて居るにも関わらず 軀に沿うようにつくられて居る為 何時間でも座って居られそうなくらい 座り心地が良い…… 人事課長は 先程…

私を水死させようとした姉の話

~ 追憶 酒森 ~ かー君には一度 命を救われたことがある……… 姉と隠れん坊をして遊んでいたとき……… 私は風呂釜の中に隠れた…… すると自分で被せた風呂蓋の上に……… そうだ… あの時も姉は 蓋の上に何か重い物を置いたんだった……… そしてあの時姉は…… 蓋の隙間…

殺されるかも知れない

何か言いたげな…… 明らかにメッセージ性の強そうなポスターだったので 私は目が離せなくなってしまい そこから動けなかった……… すると 突然左方向から強い衝撃を受け 私はもの凄い力で壁に押しつけられた……… その直後 下腹部に何か硬いものを押しつけられて…

ずぶ濡れの痩せた犬はとても優しい目をして居た

~ 追憶 酒森 ~ かー君と出会ったのは 雨の日の夜だった…… その夜私は姉と一緒に10秒おきの全力疾走とジョグを繰り返し 30分程経過したところで 今夜はもう上がろうかと話していた所だった…… 不意に物陰で何かが動く気配を感じたので姉の方を見ると… 姉はバ…

事業内容を知らずに入社した企業?!

企業というのは お客さんと従業員の出入り口を 別々に設けているのが普通だが 従業員専用入り口がどうしても見つからない……… 仕方が無いので 正面入り口から入ることにした……… タッチ式の自動ドアに触れ 中に入った私は いきなり大きなポスターに出迎えられ…

死に対する恐怖すらも感じられなくなった経験

~ 追憶 酒森 ~ 次に目が覚めたときは 蓋の隙間から 光が見えた…… どうやら夜では無いらしい……… 相変わらずここから出ることは 出来そうに無いが… 少しでも光が見えるというこの状況は 何も見えない暗闇に比べれば 随分とましだった……… あれからどれだけの…

完璧な服装選び?!

目の奥がズンと重い……… こめかみも同様だ… 昨日の今日で いきなり初出勤とは思ってもみなかったが よくよく考えれば それだけ早くお給料が貰える訳だし 早いに越したことは無い……… 初日からの遅刻は絶対に避けたいので 急いで準備に取りかかる 白いシャツに…

変質者に拉致されたときの話

~ 追憶 酒森 ~ 私は変質者に拉致されて 4日間ドラム缶の中に閉じ込められたことがある……… 実はこの変質者 架空の人物で…… 私をドラム缶に閉じ込めたのは………… 姉だった…… その日私は母が大切にしている手鏡の 派手な装飾の一部を折ってしまった… それを見て…

赤い写真と姉の匂い

目を開けると ロココ調の猫足チェアが見えた…… 引っ越しの時 母に無断で持ちだした 私のお気に入り…… ここは私の部屋だ… ゆっくりと軀を起こすと… 自分が何も身につけていないことに気付いた…… 昨夜のことを…… 断片的に… 思い出す………… 赤い写真…… そう…… 赤…

姉に何度殺されかけても

~ 追憶 酒森 ~ 席を立つ前に 面接官が見せてくれた写真で 姉のことを思い出した…… 私には双子の姉がいた…… 双子と言っても二卵性だったので よく似ているとは言われたけれど 親やクラスメイトを騙せる程では無かった…… 姉は私と違い 社交的で明るい性格だ…

蒸発するカクテル?!

ボリューミーなサラダを食べながら… 2杯目のカクテルをいただく…… 2杯目は面接官のカクテルも 私のと… 同じものに見える…… このBAR…… てゆーかこのバーテンダー………… ほんとにやばいな…… こんなに美味しいカクテル… 呑んだこと無い…… 新しいカクテルがサー…

座右の呵責

~ 心の中で 鯖戸 ~ 私のような 仕事…… というより 生き方……… 私のような生き方をしていると… 心安らぐ暇は来ない…… 若しかしたら… 私のような人間は 少数派なのかも知れないが…… 今の私にとって 死は日常で 何の珍しさも無く…… 今目の前で呼吸していた命が…

今夜どうする?

「今夜はどうなさいますか?」 バーテンダーが面接官に声を掛けると…… 「何が食べたい? お腹空いてる?」 面接前にスーパーで買った 助六と玉葱は まだ鞄代わりに使っているエフェクターケースの中… 恐らくこれは 明日食べることになりそうだ… 「お任せします お…

注文の要らないBAR

BARの重い扉を開くと カウンターに案内された… 面接官と隣同士で座ると すぐにカクテルが出て来た…… このBARでは オーダーの必要が無いらしい…… TO BE COMUGIKO

シャワーを浴びて

書類にサインした後 面接官と 少しの間話したと思うのだけれど…… その内容は全く覚えて居ない………… 覚えているのは BARに誘われたことと 断る理由も無いので 首を縦に振ったことだけ…… 表で待っていると シャワーを浴びたのか 顔や体に飛び散っていた赤い飛沫…

血と刺青

面接室に入ると 面接官が一人… 「肉体的に辛い仕事と 精神的に辛い仕事 どっちが良い?」 私は 「どちらも嫌ですが両方やります」 そう答えた…… 面接官は ニッコリと笑って 私にモンブランの万年筆を渡した…… 面接官の体中に描かれた模様と 赤い飛沫のコラボレー…

早くここから出たほうがいい

面接が始まり 先に面接室に入った女性は 何故かすぐに出て来た… その女性は私に近付いて来て…… 「早くここから出たほうがいいです」 その発言の意味を問う間もなく 「次の方どうぞ」 声が聞こえたので私は立ち上がった 私の目の前を塞ぐように立っている女性は …

殺ったのは私です

~ 別の場所で 鯖戸 ~ なんにもしてない ふりをする そう思って居ても居なくても… 殺ったのは私です…… 私が殺したんです………… 私みたいな人間は そこら中に 居るんだよ? 自分がして来た今までのことは もうどうにもならないし…… これから先も 増えるばかり……

初めての経験

私以外にも 面接に来てた女性が居て それが始まるのを 同じベンチに座って待ってた… 特に話す事も無いので無言で居たら…… 「実は私 こういうお仕事初めてなんですよ… 以前に経験とかって 在ります?……」 その言葉を聞いて…… 私は初めて 自分が何の会社の面接を…

シャワーを浴びたくない理由

~ 別の場所で 鯖戸 ~ その行為の後 相手が誰であれ… 私はシャワーを浴びたくない…… この色は 自分がしたことの責任…… 目に見える形の責任だから……… 私は目に見える責任を洗い流して 目に見えない責任も 洗い流したつもりになりたくない…… もちろんこのまま…

掲示板

レジでお金を払って スーパーを出ようとしたとき… 木で出来た とても古そうな掲示板に…… いや… 違う…… 掲示板に貼られた紙に… 目が止まった……. 『若くてヤル気の在る女性 他不問 頑張っただけ稼げます☆』 求人広告だった… 電話番号も書いて在ったけれど 私は…

噴水みたいに吹き出す血液

~ 別の場所で 鯖戸 ~ 太い首の 太い血管から… 噴水みたいに噴き出す血液を…… 今日も全身に浴びた…… 噴水が終わった後 私はいつもどうりに… 先ずはその太い…… 首を切り落とす……… 頸骨はとても硬いから… 切るというよりは はずす?…… そんな言い方のほうが… …

買い物

生まれて初めての引っ越しで くたくたに疲れては居たけれど… とてもお腹が空いて居たので アパートのすぐ下にあるスーパーへ…… 大好きな助六と 玉葱を買いに行った… プラスチックの軽い籠に 半額シールの貼られた助六と 玉葱の重さが加わった… TO BE KOMUGIKO

引っ越し

私は初めて自分でアパートを借りて 生活する為に仕事を探さなくてはならなくなった… 不動産屋さんに 「住めれば何処でも良いです」 そう言ったら そこはすぐに見つかった… TO BE KOMUGIKO

唇を近づけて

~ 別の場所で 鯖戸 ~ こういうとき 君達はみんな 虚ろな瞳をして居るね… 若しかしたら 気付いて居るのかな?… 私はいつもどうり 相手の首に 手を回す…… 太い首…… 私の腕は とても細い…… 刃先をそっと添えた後 唇を近づけて… 「ごめんね…」 私は毎回 躊躇わず…