~ 追憶 酒森 ~
目が覚めると私は
ずぶ濡れのかー君に顔を舐められて居た……
私は助かった…………
かー君が助けてくれたんだ……
私はずぶ濡れのかー君を
私自身もずぶ濡れの軀で抱きしめて
止まらない涙と
震える軀を暫くそのままにして居た……
やっと落ち着いて来たので
軀を拭いて
服を着替えた…………
軀がふらつくので
這うように私の部屋へと向かう…………
部屋の扉を開けると…
姉が私のマンガを読みながら
スナック菓子を食べて居た………
「これ一緒に食べる?」
スナック菓子の袋には
私の名前が書いて在った…………
TO BE COMUGIKO