証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

超レアアイス『こしあんバー』を入手する方法?!

「酒森センパイ おはよー御座います」 「あ… 鋳鷹おはよー え??!! ちょっ… 鋳鷹これどーしたの??!!」 「昨日イオ○グルーブのマザーコンピューターハッキングしてたら 以前いきなりバズって入手困難になってた こしあんバーをミ○ストップで今日から独占販…

生は楽だし好きだけど

~ 私の気持ち 酒森 ~ 昨夜のアレは失敗だった…… 生は楽だし好きだけど……… 被るリスクが大き過ぎる………… 今夜は生では止めておこう……… 生の場合 かなりの薄切りにする必要が在るし 個体差で かなり辛いものに当たることも在る……… テクニックが無くても…… そ…

嘘と気遣い

「酒森センパイ!」 「ん?」 「あ…」 ※現在仕事中の酒森は電話オペレーター業務遂行中 「これセンパイが欲しがってたペーパーナイフ!! ちょっと小さめっスけど使えるんじゃないかと思って!!」 「ありがとう嬉しい 全然使えるよ…… でも…どうして? この前確定申告…

何故か涙の零れる夜に

~ 私の気持ち 酒森 ~ 理由は解らないけれど…… 涙の零れる夜が在る…… 心の隅に追いやって 気付かないふりしてたんだ…… 悲しいことを入れる箱 知らない間にその箱は もういっぱいになって居た……… 私の箱の大きさは いったいどれほどなんだろう………… 涙の零れ…

見えない相手にも?!

私は…… プロピアニストを志して居たので…… 常日頃から 手袋を着用し 手に決して怪我などしないよう 今までずっと気遣って来た…………… プロピアニストを諦めて 普通に就職した今も…… その名残で 手袋着用のことが多い……… ある日の仕事中……… お客さん相談ルーム…

ビールとナッツとフクロモモンガと・・・

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー………」 「はい?」 「このビール…… 美味しいね………」 「良いエールでしょ…… 川場村の地ビールです 棕櫚さんのおくちに合うだろうと思って居ました……… ………………… なにか………… 在りましたか?……………」 「この胡桃って…… 鬼胡桃でしょ?…

麝香に隠れた血の匂い

この企業に入社して 一ヶ月も経たないうちに 後輩が出来た……… 彼女の名前は 鋳鷹といった……… 初めて見たときの鋳鷹は 中世ヨーロッパ風のドレスを着て居て もの凄く長い髪を 引きずりながら歩いて居た………… 後で聞いたら 「入社初日だったんで ちゃんとしたカ…

笑顔でも人が集まるとは限らない

~ 自宅で 鯖戸 ~ 笑顔には人が集まる……… 笑顔で居なければ 愉しい人生は送れない……… 酒森 百合絵 はそう教えられ 作り笑いでも良いから…… 笑うことを………… 嘘でも良いから…… 笑顔で居ることを………… 求められた……………… だけどそれが どうしても出来なかったそ…

知って居なければならないこと

今日在ったことを…… 全て忘れてしまいたい……… 私は…… そう…… 思った…………… だけど…… 人間の脳は そんなに都合良くは出来て居ないことを…… 私は充分に理解して居た…………… 鯖戸先輩は……… いつもあんなことを……… 鯖戸先輩の軀には…… 様々な模様が描かれて居るけれ…

私がどんな人間か

~ BARで 鯖戸 ~ 今日はお客さん相談ルームの酒森を呼び出して 私の仕事を手伝ってもらった…… 私がいつも どんな仕事をして居るのか………… 私がどんな人間なのか………… ただ……… 知って欲しかった………… 「ねえ…… バーテンダー………」 「はい?」 「今夜は…… いつものモヒ…

私がボロボロになった日

今日は出社してすぐ………… 法人営業部から 私の所属部署で在る お客さん相談ルームに電話が入った………… 私を名指しで呼び出したのは この会社の面接を受けた時 面接官をしてくれて居た 鯖戸先輩だった……… 今私は…… ボロボロの軀を 引きずるように動かし………… な…

涙の理由

~ 職場で 鯖戸 ~ 仕事中…… 何の前触れも無く…………… 私の頬を…… 血とは違う液体が… つたった…………… 最近こういうことが…… よく在る…………… もしこれを誰かに見られたとして……… その理由を尋ねられたとしたら………………… 私は…… なんと答えれば…… 良いのだろうか……………

薄暗い部屋で縛られて居た受け付け嬢

「あ 酒森 お前受け付け嬢のメンヘ……あ…と……… ……東雲坂田鮫と仲良いよな?」 「いえ…… そういった事実は在りませんが………」 「いや…… そんなはず無いだろ? こないだ二人で話してるの見たぞ?……」 「主任…… もしもそれが仲の良いことを裏付ける指標と成り得るので在…

姉の言いなりだった私

~ 追憶 酒森 ~ 「え…… お姉ちゃん……… どうしたの?……… ………………」 「え? 何が? どうもしないよ?」 「あ…… そう……… ごめんなさい……………」 「ねえ……」 「ん?……」 「これ… 切れなくなっちゃったから 研いでから台所にもどしといて」 「あ…… う…ん………」 TO BE COMUGIKO

重過ぎる告白

昨日… 重過ぎる悩みを打ち明けられたばかりだったので…… 正直今日は… 東雲坂田鮫さんに 会いたくなかった……… もし2日連続で 昨日レヴェルの話を聞かされたらと思うと……… しかし私は…… 未だに従業員入り口の場所を教えて貰って居らず… 自ずとお客さん用の正面…

私の中にずっと居る

~ 追憶 酒森 ~ 何かの拍子に…… ふと…… 姉のことを思い出す……… これは私にとって 何の不思議も無い日常で…… それは姉が亡くなった今でも変わらないし…… きっとこれからも変わらないと思う……… 私の中から 姉が居なくなる日は きっと私が死ぬまで…… 来ないだ…

精神状態によっては・・・

私と東雲坂田鮫さんは 目が合えば挨拶し 一言二言 当たり障りの無い言葉を交わすくらいの…… 仲良しだ……… だから普段は本当に 当たり障りの無い事しか話さない……… でも 東雲坂田鮫さんの精神状態って…… ムラが凄いから…… 東雲坂田鮫さんはオッドアイ 時々…… …

気味が悪いバーテンダー?!

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえバーテンダー……」 「はい?」 「今晩私が 何を食べたいと思って居るか解る?」 「はい」 「?……… 何?………」 「ナポリタンです」 「…… なんで解るの?……」 「そうですね…… …プロだから……… でしょうか………」 「そんなの禅問答だわ……… …… 大盛りでお願い… …

お弁当のダイエット効果?!

「おお 酒森おはよう」 「あ…主任…… おはよう御座います………」 「それ お弁当か?」 「あ……はい…………」 「課長から聞いたよ ダイエットしてるんだって?」 「あ…… まあ……… ダイエットっていう程では無いんですけど………… ちょっと………」 「いや…… 社員食堂のシェフが デンマー…

私が惹かれた女性のパーツ

~ 別の場所で 鯖戸 ~ 今日は女を殺した……… 最初… 目が合ったと思って声を掛けたけど……… 無視された………… でもそんなのは 時間が解決してくれる… いつものことだ……… 女はマグロだったけど それを補って余るくらい…… 美しかった……… ここ最近では ダントツで一…

落ちにくい体重の解決策?!

これ…… けっこう重たいな………… 「おはよう酒森」 「あ…課長… おはようございます……」 「どうした?」 「え?」 「その荷物… 今日何か在ったか?」 「あっ ああ… 実は最近体重が気になって来てしまって… 今日からお弁当持参にしたんです……」 「ああ… そうか それは良いこと…

とても可愛らしいお客さん?!

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえバーテンダー……」 「はい?」 「最近あった… 何か面白いこととか…… 不思議なこととか…… 何でも良いから… 話してよ……」 「そうですね…… そういえば最近 とても可愛らしいお客さんがいらっしゃって……」 「うん…」 「ですがご予約を入れて居られな…

クレーマーさんが私をリピート指名してくれる理由?!

私がこの会社に入社してから 気付けば一週間が経過して居た……… 私が配属された部署は…… お客さん相談ルーム………… クレーマーさんからの電話に対応するのが 主たる業務内容で………… この会社で… 一番精神的に…… 辛い部署だと言われて居るそうだ……… 一週間が経過…

私をずっと見て居る目

~ BARで 鯖戸 ~ このバーテンダーは…… 絶対全部…… 知って居る……… 私がここに来る前に いったい何を…… して来たか…………… 知らなきゃこれは…………………… 在り得無い………… 私が殺めた その命………… ずっと私の…… 目を見てる………… TO BE COMUGIKO

暑いのが苦手な受け付け嬢は・・・

結局東雲坂田鮫さんは 私のことを全く覚えてなど居なかった……… が…… しかし………… むしろ私を殺害しようとした記憶は 忘れて貰って居たほうが今後付き合い易い……… その時私は そう思った……… それからというもの 東雲坂田鮫さんとは目が合えば挨拶をし… 当たり…

それでも私は殺します

~ 別の場所で 鯖戸 ~ 私の手は……… 今夜も…… 真っ赤だ……… 真っ赤に染まった 私の手……… 真っ赤に染まった指の付け根… 小指と薬指… そして中指…… その付け根に在る硬いタコ……… 私が今まで殺めてきた子達が… それまで生きて居たという証は…… もうこれだけしか…

ステレオタイプからの解脱

私は… 個人個人の性格や意図… その時の環境や感情等を全く考慮に入れない 先入観に満ちたステレオタイプな自分の考え方を恥じた…… しかしその時私は 自分の過ちを認め そして恥じることにより 全ての先入観からの解脱を果たすことが出来たのだ……… 先入観を完…

先生の殺意と私の不眠症

~ 追憶 酒森 ~ 「カッターナイフなんかじゃダメよ? 刃渡りの長い包丁が良いわ…… 包丁は必ずよく研いでおいてね……… 持ち手に近い刃先をここに当てて 真横じゃ無くて やや下向きに力を入れながら……… 一気に引くのよ……… 引いたら手首は決して見ずに バケツに…

ヤバイ受け付け嬢の話

あんなに熱望して居た 東雲坂田鮫さんとのトーク……… 今正にその機会が訪れたというのに… 私は……… 別人過ぎる東雲坂田鮫さんを目の当たりにし… 何を話せば良いのか 全く解らなくなってしまって居た……… 仕方が無いので 天気の話よりはマシかと思い… 東雲坂田鮫…

姉と同じ闇を抱えた先生?

~ 追憶 酒森 ~ 病院から退院する前も… そして した後も…… 母親が私を 叱ることは無かったし…… 鏡のこと自体 話にも出なかった…… 「よかったね」 二人きりの時 姉が私に言った言葉……… それが… どの事柄に対してのものだったのか…… 私は未だに解らない……… それ…