証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

別の場所で

今日はヤるだけでいい?

~ 解体室から外に出て ~ 「あの………… 鯖戸センパイ…………」 「ん?…鋳鷹じゃん……………… ここに来るなんて珍しいな…………………… どーした?……………………」 「あ…あの………… よかったら今日……………… 一緒にどーかなって………思って…………………………」 「え?…… ああ………… コンパ?………… …

魚毒に気を付けて!!

~ 東雲坂田鮫さんのリスクマネジメント ~ あなたは…… コチ(鮲)という名の危険魚を…… ご存じですか? コチ(鮲)の棘には…… 毒がある…… しかも…… その魚体は…… 桜葉と酷似して居る為…… ややもすれば………… 道明寺団子を…… 乗せてしまいがち……… ♡ ……………… TO …

おしごとだから・・・

~ 先輩と後輩の会話 ~ 「ねえ…………… 藤子ぉ……………」 「はい?」 「時々…………… 思っちゃうんだけどさぁ……………………… 私達のおしごとって……………… 無いと困るもなのに…… なんか……… 下に見られてるってゆーかさぁ………………… けっこう重労働だよ?…………………………… いつも軀中…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅤ

解体処理作業中の…… 血塗れで 柳刃包丁を持った女と…… 目が逢った…………………… 顔がやや紅潮し…… 肩と胸の動きから 呼吸の荒さを 感じ取ることが出来た……………… 女からの…… 強く…… 深い殺意が……………… まるで冷たい液体が カクテルグラスの三角形を 一直線に 底へ向…

闇バイトでのお仕事 №6

今夜の処理物も…… 瑞々しく…… 鮮度の良さそうな…………… …………………… 若い女…… だった………………… そして いつもどおり…… 線の細い…… 華奢な体型をして居る………… もしかしたら………… …………………… これも…………………… 解体や 運搬が楽なように…… わたしを気遣ってくれてのこと…… …

JKとのありふれた会話?

「こないださ…… 美容院で 酷い拷問を受けたって…… 言ってたよね……」 「あ…はい…… こないだ…… てゆーか…… 美容院にいくたんびにDEATHけどね…………」 「あれさ…… 実は…… バイトの女に実行してみたんだよね…………」 「えっ…… ほ…… 本当ですか?……………………」 「うん……」 「……………………

闇バイトに女を雇ったら PARTⅣ

これが…… この女が生きて居る間に行われる 最後の朝礼に…… なるはずだった……………………………… だから私は…… 徹底的に…… 殺ることにした………………………… いつものスタンダードな朝礼行為と並行して…… ただ殴ったり 蹴ったりするだけでなく…… ウォーターポンププライヤー…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅢ

私は…… バイトの女を………………………… 殺害する為の 大義名分が欲しかった………………………… しかし…… ナニをしても……………… ナニをさせても……………… 駄目だった………… 女は 兎に角…… 従順なのだ………… …………………… 女は暇さえ在れば…… 私のことを見て居た…………………… 自分では気付かれ…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅡ

女が出勤する夜は いつもそうだった………… 女が出勤する度 私は女の髪を掴んで テーブルや壁… 床などに押しつけて……… 面接から朝礼へと 呼び名の変わった… 内容的には同じ 行為 を…… 続けた…………………………… ………………………… 女が少しでも拒んだり 反抗的な態度をとった…

闇バイトに女を雇ったら PARTⅠ

バイトを募集したら…… 一人だけ…… 喰いついた…………………… 面接に指定した日時…… 女は 遅れずに来た……………………… その女の目を見た瞬間…… 私は あ… と 思って… すぐ女に 「○で○○○○○○してから○○○○に○りたい」 ……と…… そう言った……………… ………………………… 拒んだ瞬間 扼殺する…

闇バイトに女を雇った理由 PARTⅢ

私が務めて居るBARの…… 近くに在る 街灯の灯りで…… 時々 本を読んで居る 女学生を 見かけることが在った……… 制服を着ているだけの ニセモノでは無く…… 顔立ちや 雰囲気から…… 十中八九 ホンモノ…… だと思ったので…… 関わらないようにしようと 思って居たが………

わたしがBARに通う理由は・・・ 四

シャッターの中は ナチュラルな ウッドテイストのBARだった…… バックバーには オールドヴィンテージのボトルが沢山並べられ…… 馥郁と漂うウイスキーの香りが… わたしの軀と心を……………… このBARの調度品の一部に…… 変えてしまおうとして居るように…思えた……… …

わたしがBARに通う理由は・・・ 参

わたしは…… 空腹と疲労で……… 意識が朦朧として居た………… 死霊と綿飴の区別も ギリギリつくか…… つかないか…………………… ……………………………… そんな……… そんな状態だった……………………… 「おなかがすいた」 そう言ったわたしの腰に アイツは…… 優しく手を回して………… 歩き出した……

わたしがBARに通う理由は・・・ 弐

アイツのくちを塞ぐまでは良かったが…… アイツが舌を刺し入れて来たせいで出来た隙間から…… 怨霊達が 侵入を試みる………… わたしはすかさず アイツの頭を強く引き寄せて くちとくちの密着度を高め 怨霊の侵入を防いだ………… 私の外皮には魔除けの刺青が在るので …

わたしがBARに通う理由は・・・ 壱

仕事が長引き…… やっと深夜の帰途につく わたし………… 時計の針は 長針がⅫ 短針がⅡを刺して居た …………………… こんな時間にみつけた人だかりに わたしは一瞬驚いた ……が…… その驚きは…… すぐに 背骨が凍り付くような……………… 寒気へと変わった……………… あんな数の 死霊…

闇バイトに女を雇った理由 PARTⅡ

夏は…… 調達と解体 そして後始末………… それらを 毎日行わなければならなかった……………… 作業自体は…… 愉しいものなのだが…… 時間的には………… …………かなりキツかった………… ………………………………………… ………………………………………… 声をかけた女の中には…… 元々従順な女も居た………… 藤子を…

闇バイトに女を雇った理由 PARTⅠ

色白で いかり肩…… ウエストの細い美人を見つけては…… 声をかけた…………… いつも そんなに長い時間 話す必要は無かった…………… 女の髪に触れながら…… 顔を近づけると 女は目を閉じるから………… 女のくちを塞いで いつもみたいに絡ませながら 白く細い首にも いつも…

闇バイトでのお仕事 №5

朝礼後の店内には… 暫しの間を置いて 良い香りが立ちこめる……… 少し前に行われた 朝礼行為と相まって…… 私の心は…… 非現実の世界と… 半ば溶け合ったような状態………… …………………………… 程なくして………… わたしの視界に入るのは…… 床に置かれた 赤いソースのパスタ…………

闇バイトでのお仕事 №4

このBARで…… わたしが与えられた仕事は… 気温が高くなるのと比例して 迅速さが必要となるものだった………… 私は… あのひとのことを… 心底 恐ろしく思って居るが…………… それなのに… あのひとの 仕事の教え方は 何時も丁寧で……… そして… 優しく……… あまつさえ… わ…

闇バイトでのお仕事 №3

BARの重い扉を開くと…… いつもすぐに あのひとが近づいて来る…… わたしはいつものように…… 髪を乱暴に掴まれて…… 硬いテーブルに 頭を 押しつけられる……… …………………… でも…… あのひとが…… わたしの頭を テーブルに押しつけるときは…… 優しく…… とても…… ゆっく…

闇バイトでのお仕事 №2

あの日以来…… わたしが賄いをいただく場所は この床が 定位置となって居た………… そして…… 私がいただくその賄いは…… 日替わりのパスタと 決まって居る………… あのひとは…… 私が 常日頃から…… 床で食事をとって居るということを…… 知って居たにちがいない…………… …

闇バイトでのお仕事 №1

バイトの面接に行って… 開口一番言われたことには 驚いたけれど…… 私は 「ありがとうございます…… よろしくおねがいしますっス……」 と そう答えるしかなかった…………… 私は以前…… この人に 遭って居る…………… 後ろから髪を掴まれて テーブルに頭を押しつけられるか…

快適な糠床生活の裏技?!

~ 鯖戸先輩の発酵教室 ~ 日曜の朝は さすがに辛い… 土曜出勤とその残業で 血まみれになった軀をシャワーで流し いつものBARに寄ってから集会に参加………… 夜明け前には帰れるけれど……… 夜明け前に私は起きる……… 昨夜の睡眠時間は8分だった… こんな朝…… 特に…

茄子の一番果はこうする?!

これでいい…… 後悔は無い……………… 後悔どころか………… 今の私の心は…… 欣喜雀躍……………… ~ 鯖戸先輩の発酵教室 ~ 茄子の一番果は その後の実付きを良くする為… 早く採ってしまったほーが良い…… 当然 BARではこうなる…… シンプルながら とても美味しい殺りくちだ……

コンプラと刺青と血塗れの女たち

~ 解体室で ~ 室内の状況を 視覚から得た情報だけを頼りにして説明すると こうなる……… **************************************************** 血塗れで泣いて居る女の子が居て しかも その女の子は 全裸で在る……… 傍にはもう一人の人間が居て その人間は …

メンヘラな女の子がコンプライアンスについて考えたら 後編

~ 解体室で 鯖戸と東雲坂田鮫 ~ 「詩に認めれば 届くかな……… 乙女は立ちぬ血の闇を 照らして輝く朝のよう 眉目麗しき姿もて 骸の山を彩りぬ 返り血とれば照り渡る 月さえ恥じろうその風情 陽もまた乙女の輝きに いよいよ明るくなりまさる 返り血とれば美し…

メンヘラな女の子がコンプライアンスについて考えたら 前編

~ コンプライアンス講習にて 東雲坂田鮫 ~ 本社に赴き コンプライアンス講習なるものを受講して来た……… ちょっと前 流行りだした頃よりは騒がれなくなったが… 今のご時世 最早コンプライアンスを無視しては なにもさせてはもらえないらしい……… 講習の内容…

夜の森に在るBARで №10

~ BARで バーテンダーと東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~ 「どうぞ 紅茶です」 「あの……」 「はい?」 「この…… この…カップは?………」 「そのカップが どうかなさいましたか?」 「いえ………… あ………………」 「…………」 「あの………」 「はい?」 「この紅茶のレシープって…… 訊いても…… 良い…

夜の森に在るBARで №9

~ BARで 東雲坂田鮫 ~ 息苦しさと…… 懐かしさ……………………………… それにしてもこの魚……… なんという美味しさ……………… 皮はパリッと中しっとり…… くちで言うのは簡単だが 魚の筋繊維をパサつかせずに 皮目をパリパリに焼き上げるというのは 一流の料理人でも難しい…

夜の森に在るBARで №8

~ BARで 東雲坂田鮫 ~ 断片的に思い出して来たのは…… 今目の前に居るバーテンダーの 過去に何度も感じた 柔らかなくちあたりと息苦しさ…… 表情や仕草…… 温もりや匂い………… そして…… 言葉…………… だけどそれらが繋がることは無い…… でも…… 繋がること無く ずっ…