2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
あ… なんだ… いつから見てたの?………… 私のこと…… 軽蔑した?………… え? なんだ…… 最初から…… 気付いてたのか…………… そうだよ…… 私は…プロの………… ………………………… 料理人…………………………………… TO BE COMUGIKO おまけ 「ねえ…酒森ぃ………… あの女…… 何で全裸で 血塗れ風なわけ…
あの日以来…… わたしが賄いをいただく場所は この床が 定位置となって居た………… そして…… 私がいただくその賄いは…… 日替わりのパスタと 決まって居る………… あのひとは…… 私が 常日頃から…… 床で食事をとって居るということを…… 知って居たにちがいない…………… …
え? ホントですか?………… ……もしかして……… 誰にでも同じこととか………… 言ったりしてません?………… え~? ………………… どうしよっかなぁ………… それじゃあ………… 二百五十円で如何?…………………………………… TO BE COMUGIKO 一時期よりはかなり求め易くなったけど……それでもやっ…
バイトの面接に行って… 開口一番言われたことには 驚いたけれど…… 私は 「ありがとうございます…… よろしくおねがいしますっス……」 と そう答えるしかなかった…………… 私は以前…… この人に 遭って居る…………… 後ろから髪を掴まれて テーブルに頭を押しつけられるか…
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー…………」 「どうかした?」 「良い香りだね……」 「今夜は棕櫚さんの 大好物だよ……………」 「ねえ………… バーテンダー……………… わたしはさぁ………… 逃げたりなんかしないよ?……………………」 「どうしたの? 突然………… ほら…… 棕櫚さんの大好物 焼…
「酒森センパイ…… それじゃあ申し訳無いんスけど…… 今日は定時で上がらせてもらいますっス……」 「あ…鋳鷹…… そっか…… そうだったね…… 今夜はコンパ?」 「コンパだったらもっとちゃんとメイクするっスよ……」 「ああ…… そっか… じゃあ…………… パパ活?」 「違いますよ~ …
~ BARで鯖戸 ~ カレンジュラと…… ボリジ…… バジルもかなり…… 良い感じだ…… エディブルフラワーって ちょっと在るだけで…… なんか気分上がる…… 「どうぞ 先ずはサラダから」 「サンキュー あ… カクテルのボリジ花可愛い♡ 卵黄に乗った… カレンジュラの花びらも…
~ クラスメイト ~ 廊下は真っ赤な海だった……… 真っ赤な海には人間のパーツが…… 沢山浮んで居る………… 少し…… 気になることが…… 在った……………… この廊下には 藤子が真っ赤な海に変える前にも亡骸が…… 私達に覚えの無い…… 幾つかの亡骸が… ころがって居たのだ………
~ 路上で ~ え? あ… これですか?…… ごめんなさい… これは… 大切なものなので………… ******************************** いえ…… 私は… 解りません…………… そんなこと言われても…………… 解らない事は… 解らないとしか…………… はい… そうです…… 偶々通りかかったら… …
~ クラスメイト ~ ビュンビュンと… 軽快な素振りを見せる藤子を 私は見て居た………. とりあえず 私達は廊下に出た…… 曲がり角を曲がると…… 二人の人間と 目が合った……… 少しの間を置き… 二つの首が 床に降りる………… 長ドスを振って 紅い液体を払う藤子…… 「ま…
~ 鯖戸先輩の発酵教室 ~ 日曜の朝は さすがに辛い… 土曜出勤とその残業で 血まみれになった軀をシャワーで流し いつものBARに寄ってから集会に参加………… 夜明け前には帰れるけれど……… 夜明け前に私は起きる……… 昨夜の睡眠時間は8分だった… こんな朝…… 特に…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ メガネは赤い部屋の中へ ゆっくりと歩いて行き そこら中に散らばって居る手足や胴体の一部… そして頭部の中からひとつを持ち上げ 「これ…組…あっ… えっと… これ…社長です……………」 と そう言った……………… 部屋の中に散らばった 十体…
ねえ…… どうして欲しい?…… 遠慮なんか…… しなくて良いよ…………… あなたの…… 好きなように……. してあげるから………………………… スライス?……微塵?……………………………… TO BE COMUGIKO おまけ 「ねえ…酒森ぃ………… あの女…… 何で全裸なわけ?…… …………… 何か…キモチワリイんだけ…
~ クラスメイト ~ ブルース藤子が6~7人倒したところで… 叫び声が聞こえた…… 見ると刺青の男が 長ドスを振りかぶって居る… 私が瞬きした瞬間 目の前に… 男の顔…… あたかもそれは 瞬間移動… 或いは 空気から 突然生成された 芸術作品のようだった……… 私は…
~ BARで 鯖戸 ~ 「先ずはアペリティフと サラダをどうぞ」 「今夜も全部自然栽培の自家製野菜?」 「もちろん」 「美味し~い♡」 うそだろ…… EXVオリーヴオイルと塩しか かけてないのに何が跳ねたんだ?…… まあいいや…… ピッツァつくろ…… 「ねえねえバーテンダー… …
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 社長室目指して 私は歩き続けた……… 途中誰かに見つかる回数と比例して…… 亡骸の数が増えた……… やっと社長室らしき部屋を見つけて 三回ノックしてから中に入ると… 社長秘書らしき 眼鏡をかけた痩身の男が居て… 「組長にご用でし…
~ 路上で ~ はい? ああ…… 良いですよ……… 良いですけど……… 幾らで買ってくれますか? TO BE COMUGIKO 特大の上物だから200円以下では売りませんよ? そこを何とか150円で譲っていただけないでしょうか?
~ クラスメイト ~ さて… どうするか…… 私を拘束して居るこのロープを…… どうにかすることが出来ないか………………… しかしどうやら私の力では… 当然ながら… どうすることも出来なさそうだ………… 仕方が無い…… 藤子が飽きるまで 私は なすがままにされて居ることに…
~ BARで 鯖戸 ~ 「もしかして… 迷惑だった? こんな昼間っから来ちゃって…………」 「大丈夫だよ?… こっちこそ何か悪いな… 梅しごとでテーブル席ひとつしか残ってなくて……」 「それは全然だいじょーぶ… 一席在れば上等だし…… てゆーか 好きだし…………… ……………… 梅…………
~ クラスメイト ~ ターゲット発見…… 今日も私は カバンから出した特殊警棒を伸ばしつつ…… 女の背後に忍び寄り 後頭部を強めに一発……… と… その寸前 黒いスーツの男に手首を掴まれた…… いったい何故… てゆーかコイツ…… 何処から出て来た?……… 鼻に一発入れ…
これでいい…… 後悔は無い……………… 後悔どころか………… 今の私の心は…… 欣喜雀躍……………… ~ 鯖戸先輩の発酵教室 ~ 茄子の一番果は その後の実付きを良くする為… 早く採ってしまったほーが良い…… 当然 BARではこうなる…… シンプルながら とても美味しい殺りくちだ……
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 血の海となったエントランスを後にして 社長の部屋を目指す……… 途中追加で六人ほど殺害して 更に歩を進めると… 何やら騒がしい部屋が在ったので 扉を細く開けて 中を覗いてみた…… 中には刺青の男達が十数人と 女が二人……… 女は…
「鯖戸先輩って… 子供の頃は どんな女の子だったんですか?」 「何だよ急に… 今と… たいして変わんないよ?…………」 ~ 追憶 鯖戸 ~ 毎年 梅雨明けからの 三日三晩 干された梅達を見守るのが 私の慣わしでした… 私は梅達に 微塵の災いも降りかからぬよう 片時も目…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 大男の右手が懐に入って行こうとするのを見たとき… 私は反射的に 左手に持って居た鉈で 大男の右腕を 切り落としてしまって居た………………………… 床に落ちた肘から下には… 鋭い牙の毒蛇が 巻き付くように描かれて居り…… ピクンッピク…
「ねえ…酒森ぃ…… もしも… もしも私が… 生きて帰って来られたら…… そしたら……… そしたら…ハグして欲しい….………」 「鯖戸先輩…… いくら頑張ってデス・フラグ立てても… 健康診断ごときでは普通死にませんよ? ってツッコんで欲しいのか ただハグして欲しいだけなの…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 私の首を掴む大男の左手に隙が生まれた瞬間… 私は自分の右手が…… ずっと前から 普通にフリーだったことに気付いた………… 大男の左手に生まれた隙は…… もう どうでもよくなった……… 大男に気付かれぬよう…… 私の右手人差し指は……………
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー…………」 「如何なさいました?」 「わ… わたし…今夜……… 回鍋肉と…… 麺を逢わせたものが…… たべたい………………」 「解りました……… 解りましたが… 棕櫚さん…… 実は私… 回鍋肉というものに対する知識が… 豚肉と野菜を使った 中華料理…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 私はライバル会社のエントランスで………… 刺青全開の太い腕で首を掴まれ 壁に押しつけられて居た………… さすが直参…… セキュリティ ハンパ無い………… 私は空気に溶け込めるよう全裸で… 尚且つ 怪しまれないよう…… まるで自分が この…
君に… これを…………… ……遠慮は要らない…… 良い子だ…… ………もうひとつあげよう……… そっちの手も……出しなさい…………… 「あ… ありがとうございます………」 TO BE COMUGIKO どんなに… 泣かされたって…… あなたのことが……… 大好きです…………… 犬のコスプレしてるだけなら玉葱…
~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 朝から上司に呼び出された…… どの件についてか考えをめぐらせたが 心当たりが多過ぎて 皆目見当が付かない……… しかし 蓋を開けてみれば それは悪い呼び出しでは無く どちらかといえば 良い呼び出しだった……… 二週間ほど前…… 私…