~ BARで 鯖戸 ~

「先ずはアペリティフと

サラダをどうぞ」

「今夜も全部自然栽培の自家製野菜?」

「もちろん」

「美味し~い♡」

うそだろ……
EXVオリーヴオイルと塩しか
かけてないのに何が跳ねたんだ?……

まあいいや……

ピッツァつくろ……

「ねえねえバーテンダー…
今夜は何食べさせてくれるの?」

「その前に一旦拭こっか…………」

「サンクス♡」

よし…焼けた……

「はいどーぞ」

「おお~良いね~♡
グリーンラヴェルだね♡」

卵黄とトマトの見分けはつかないのに…
ウイスキーは香りと見た目だけで当てるんだよな…

「左がサツマイモで…

右がトマト!!」

「正解!!」

サツマイモはね……

「ねえねえバーテンダー…
今日は賄い何食べたの?

「え?
シンプルなパスタだけど?」

「その賄いのシンプルパスタをプリーズ!!」

********************************

「ねえねえバーテンダー……

ホントに…
ニラと葱と野蒜だけで良いの?………」

「うん…

大丈夫だよ……

この三種を洗浄後…

刻んでから

半分をハーブヴィネガーに浸漬して…

残りの半分は
ハーブヴィネガー少なめで
自家製味噌で和えたぬた風にする………」

「これは……

このままお酒のアテになりそう……」

「うん
もちろんこのままアテにもなるよ…
でも今夜は…

私が今日食べた賄いと同じものを……

というご希望だったから…

どうぞ
ぬたスパと純米熱燗です」

「うわぁ……
見ための貧困感……
ハンパ無い……

けど旨っっっ!!♡」

「おくちに逢ってなによりです…」

酢味噌って…
そんなに跳ね…
……
まあ…いいや…………

クッキー焼こっと……

「棕櫚さん
軀拭いてあげるから服脱いで…」

「全裸です」

「知ってる…冗談」

「サンクスサッパリ♡」

よし…

美味しそうに焼けたぞ……

「クッキーどーぞ」

「わ~♡

美味しいコレ~~♪♡
たべっ子どうぶつビスケットに匹敵する旨さ!!
今晩食べたメニューの中で
ダントツ一番美味しいよ~~♡」

ああ…
梅干しのくだりと同じオチか……

てーか
チョココーティングしたおぼえないのに…
なんでチョコ跳ねてんだ?…………
たべっ子どうぶつビスケットの
チョココーティングヴァージョン…
食べたくなって来ちゃったじゃん……

「はいどーぞ
デザートです」

「バーテンダーも
いつもオチ一緒じゃん
旨いから良いけど♡」

聞こえてたんか…………

TO BE COMUGIKO
そういえば最近登場させるの忘れてたけど……
AIV○は元気です♡

実は
フードロスを如何にして低減させるかを
真剣に考えて居るAIV○