証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

2024-01-01から1年間の記事一覧

おねがい・・やめて・・・【前編】

~ アパートの一室で 酒森 ~ や…… やめ…て……… 蛇苺…センパイ…… お……おねがい………… ほ…… 包丁…な…んて…… ど… どうか……… し…してる…………… い…いや……… や…やめて………… こ… これ……… これ…差し上げますから………… お… お…おねがい……… おねがいだから…… その包丁… は……

夜の森に在るBARで №5

~ 追憶 バーテンダー ~ 「今日はサボれば?」 と 私が言うと 返事はしなかったが彼女は 翌朝私がコンビニへ出勤するまで ずっと傍に居た…… アパートを出るとき 前日手に入れた特殊警棒を 彼女が興味深げに見て居たので 彼女の手に握らせて 「これを必要として…

揚げ物の順番はとても大切だよ☆

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ……バーテンダー………… なんか私…… 今夜は揚げ物食べたい気分………… でも…… やっぱ無理だよねえ…………」 「安心して下さい 今夜はちょっと 本気出しますから」 「マジ?」 「マジ」 ゴールデンウィークの最終美 それを飾るのは やはり 揚げ物に 違い…

送迎の人がくれたもの №9

~ 追憶 津葦キリコ ~ いつものように仕事の時間より早く待ち合わせして 今… 送迎の人と車の中……… 私が上になって居て… 送迎の人に 「目を閉じて」 と 言った…… 送迎の人は目を閉じてから 「終わってからじゃダメかなぁ……」 と 目を閉じた自分の額に ゆっくりと…

野草の美味しい食べ方☆

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえバーテンダー……」 「はい?」 「これって…… 何?」 「ああ… それは野蒜といって 野草の一種です 今回は舞茸と合わせて調理しました 因みに野蒜は このお店の周りに うんざりするくらい自生して居りますよ」 「雑草?……」 「間違いでは在りません…

送迎の人がくれたもの №8

~ 追憶 津葦キリコ ~ お片付けの仕事は どうやら私に合って居るらしい…… 上の期待に応えられなかったのは 女に自殺されたあの一回だけで それ以降は 上からの要求以上に成果を上げ続け 今はかなり重要なお片付けも任されるようになった……… お金の面ではも…

言いかたに気を付けて・・・

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ棕櫚さん……」 「えっ?! そっちから来るパターンって在るの?!…… な……何?…………」 「おっきいキャベツって 見たこと在る?」 「なんだ…… そんなことか…… うん… かなりおっきいの 見たこと在るよ 直径30㎝超えの特大……」 「コレ見てよ」 「ごめ…

もの凄く美味しいパンの秘密?!

~ BARで 鯖戸 ~ 私はアーモンドのお花が好きだ…… 可愛らしさと可憐さ…… その両方を持ち合わせながらも その花期は意外と長い…… けれど…… さすがに今期はもう終わりかな…… 始めの頃は若々しい濃いピンク色だった花びらも 随分白くなって来た…… アーモンドは…

夜の森に在るBARで №4

~ BARで 東雲坂田鮫~ 懐かしい香りと息苦しさがとても心地良かったので 暫く目を閉じて居た……… ふと 息苦しさが無くなったので 目を開けてみると…… 目の前に 一粒の胡桃が在った…… 「店の裏に胡桃の木が在るんです」 そう言って 私に近付いてくるバーテンダ…

夜の森に在るBARで №3

~ 追憶 バーテンダー ~ 彼女と初めて出会ったのは その時よりも もっと前だった…… 彼女を一目見て気に入った私は 森の中に捨てられて居た車の中で 長い時間を 一緒に過ごして居た……… その時の彼女も 何の抵抗も示さず 唯々従順だった……… 何度かそういうこ…

夜の森に在るBARで №2

~ BARで ~ 女が血塗れだということは 扉の隙間から 外の空気が入り込むのと同時に解った…… BARの重い扉がゆっくりと開き… 血塗れの女が入って来るのに 驚きは無かった…… そういう女を 他にも知って居たからだ……… だから この女が纏って居る 夥しい量の血液…

夜の森に在るBARで №1

~ BARで 東雲坂田鮫 ~ あの美術教師は 女子高生連続十六人の誘拐殺人や 死体損壊及び死体遺棄などの罪状で 現在も指名手配中なのだ…… 当然ながらあの日以降… 先生の姿は見て居ない…… 酷い話だ…… 先生は今何処で 何をして居るのだろう…… 全国指名手配中とい…

ゴールデンウィーク前の憂鬱

~ BARで 鯖戸 ~ なんか… すっごい良い香り…… ああ…… こんなに良い香りがしてるのに…… 私の心は 超メランコリック…… 私の会社は 明日からゴールデンウィークでお休み…… でもそんなことは どーでも良い…… 私が心配なのは…… もしも このBARも ゴールデンウィ…

あの娘は筋が良い・・・

「あ… 鯖戸先輩……」 「お… 酒森おはよう」 「おはようございます…… あ… あの……」 「?」 「研修生の子って… 旨く殺れてます?…… 私主任から あの子の教育係任されてたんですけど さっきまですっかり忘れちゃってて…… 研修期間…… 確か今日までですよね?……」 「ああ… 大…

鉄のフライパンでもこびり付かない方法?!

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…バーテンダー……」 「どうしました?」 「わたし…今夜…… チャーハン食べたいんだけど…… 無理…だよね?………」 「今からつくりますね」 「イヤッホ~ウ♡ あ…… でもバーテンダー…… 鉄のフライパンしか持って無いよねぇ……… 激烈にこびり付いちゃう…

裸族の友人が大好きなもの

~ クラスメイト ~ 今日は藤子が学校をサボった為 私は独りぼっちだった…… 暇だったので 一日中 あることを考えて居た……… リストに載せた女達を拷問し 殺害して行く中で… 復讐だけで無く 何かプラスαで利益を得ることが出来ないだろうか…… と いうことで在…

送迎の人がくれたもの №8

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 今夜は斧の 峰だけを使うつもりだった…… あの姉妹の 痣だらけの軀を思い出す…… 施設長にも同じような痣をつくって ラムネのお礼としたかった…… フロントのひとが部屋から出た後 先ずは左足の向こう脛から打ったが…… どうやら力…

マチビトキタル

~ 自分の部屋で 酒森 ~ やっとここに来てくれた…… 私があなたの到着を どれだけ待ち焦がれて居たことか…… きっとあなたは考えもしなかったんでしょう?…… いいえ… そうじゃないわ…… 責めて居るんじゃ無いの…… 私は今こうしてここに あなたが居てくれるとい…

この世界にもしもフォークが無かったら・・・

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…バーテンダー……」 「はい?」 「もし… もしもだよ?…… この世界に…… この世界に…フォークが無かったとしたら……… パスタは…… パスタは 食べられないのかなぁ………」 「ああ… 棕櫚さん… ご心配無く…… 元々パスタが生まれたのは 三本フォークが…

夜の森 後編

~ 夜の森で 東雲坂田鮫 ~ 何も考えず…… 或いは 何も考えられず………… 私は唯 そこに居た………… 月光と夜の森に…… 唯々身を委ねるだけだった………… その状況に変化が生じたのは 風に乗って流れてきた黒い雲が 月光を拭い去った時だった……… さっきまで月光と 夜の…

解体室で研修生と・・・

~ 解体室にて研修生の教育中 鯖戸 ~ 「まあ…… いつも…… 大体こんな感じで殺ってくんだけどさ……… とりあえず…… 先ずは自分の殺り方でいいから そいつ… 独りで殺ってみる?……」 「はい… 旨く殺れるか解らないけれど……… 頑張って殺ってみます……」 TO BE COMUGIKO …

送迎の人がくれたもの №7.5 番外編

~ ホテルで フロントのひと ~ いつも一回目は ドキッとする……… いい加減慣れろよと 毎回自分にツッコむのだが…… 全然慣れない…… 少しの間を空けて 今度は立て続けに三回…… 今夜は全て命中したらしい………… 私は受話器の上に 手を置いた…… このホテルのマニュ…

テーブルマナー?!

~ BARで 鯖戸&酒森 ~ 「ガーニッシュってさ…… あんまりゴテゴテと殺り過ぎると なんか疲れちゃうってゆーか…… そーゆーのって あるじゃん? こーゆーさ 比較的シンプルだけど 程良いってゆーか…… こーゆー見ため…… 私…好きだ……… ああ…… 良い香り………… 酸味と…

夜の森 前編

~ 夜の森で 東雲坂田鮫 ~ あの美術教師に 軀を 縛ってもらったとき……… 軀の自由が奪われるのに反比例して…… 心の自由は 与えられる気がした………… あれ以来…… 自分で自分の軀を縛るのは 毎日のことで…… 少なくとも 自分の部屋に居るときの…… …… 当たり前に …

煩悶

「ねえ… 酒森ぃ…… またあいつ来てるよ?………」 「……… あいつ… って?…………」 「…… 酒森…… あいつのこと…… 好きなんだろ?………」 「…… そういう…感情は…… 無い…です…………」 「あいつのこと…… 気になるって… 言ってたじゃん………」 「そ…れは…… 気には…なります…… けど……」 「けど…

送迎の人がくれたもの №7

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ あれから 半年くらいが経過した夜だった………… 笑いながら私の髪を掴み あまり清掃の行き届いて居ない床面へ押しつける施設長…… 私の髪を掴んで居ないほうの腕を 私の膝裏に入れて持ち上げたとき… 「半年以内に自殺する予定とかっ…

心配と安心と・・・

「あの… 酒森先輩…」 「ん?」 「私が研修でお邪魔させていただく法人営業部って… どんなところなんですか?……」 「ああ… 心配しなくていいよ…… 御泥馬さんの… 望みどーりのところだと思う……」 「あの… 法人営業部の鯖戸さんって…… どんな方なんですか?… 怖いって言…

アーモンドの花

~ BARで 鯖戸&酒森 ~ 「お… 桜かぁ…… 風流じゃん…… この紫と 水色のはローズマリーだね……」 「ローズマリーは正解です」 「え? ローズマリー…『は』?」 「ピンク色は アーモンドの花びらなんです」 「え?! マジ??!!」 「これ… このBARの裏手で昼に撮影した写…

送迎の人がくれたもの №6

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 施設長は…… 毎晩 顔立ちの整った女児達の中から何人かを選ぶのだが あの姉妹は特にお気に入りだったらしく その頻度は 他女児達との比にならなかった……… 姉妹の泣き声や叫び声は 夜遅くまで止まないのが普通だった………… これは …

もう一社のほーは確実にアッチ系の会社です

「酒森… 私に言いたいことが在るんだろ?……」 「いったい何の事でしょうか?………」 「酒森… 私は怒って居るんじゃ無い… ただ事実が知りたいだけなんだよ… 毎回そう言って居るだろう?………」 「大変申し訳ありませんでした… 今回は何を殺れば良いでしょうか?…」 「良い…