証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

私があなたにしてあげられること

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 彼女の瞼はまだ温かかった…… 時間にして 10秒にも満たない 短い時間……… まだ それだけしか経って居なかった………… 彼女は 今 私の腕の中で その人生に 帳を下ろしたところだった…… 彼女の最期の言葉は… 「どうして……こんな………」 細…

コラーゲンが豊富だから

「鯖戸先輩…………」 「え?… 何?………」 「それ…ひとつ………… ……ください……………」 「え? ダメダメ… ダメだよ?…」 「何でですか? 2つ在るんだから ひとつくれたって良いじゃないですか!!」 「ダメだよ… これお客さんからの依頼品なんだから……」 「お願いだからひとつくださ…

美味しいコーヒーと何故か感じる視線

~ 追憶 産業医 津葦 キリコ ~ コーヒーが好きだ 特に深煎りの豆で ゆっくり抽出した 濃ゆめのやつか良い…… 美味しいコーヒーは 落ち着いた気分で もっとゆったりと愉しみたいな…… と そう思う………… 今私は せっかくバリスタに淹れて貰ったばかりの 美味しい…

フィッシュバーガー

~ クラスメイト ~ あの女が殺害されたと知ったとき…… 私の心は やっと透明になった気がしたの……… あの女が誘拐されて あんな状態で見つかって…… それから学校に来なくなって あの時も本当に嬉しかった……… でもね…… 私の心は まだ濁りがとれて居なかった…………

この変装を見破るなんて…

主任の弁当がまた無くなった…… 犯人はいったい…… 誰なのか……… 「おい……… 酒森……………」 「何故…… 何故…私だと…… 解ったん……ですか?…………」 この完璧な変装を見破るなんてあり得ないはずなんDEATHけど?! 「草毟りな……」 「……はい………」 TO BE COMUGIKO 変装はやり過ぎ…

ひとりぼっちで泣いた夜

~ 自分の部屋で 酒森 ~ 玉ねぎを切る前はね……… いつも全然悲しくなんて無いんだよ……… でも…… なんでなんだろうね…… ちょっと 玉ねぎ切っただけでさ…… 途端にいつも…… 悲しくなって……… 涙が沢山出て来ちゃうんだ………… TO BE COMUGIKO

本社に赴いたら酷い目に遭った話?

けっこう間が開いちゃったから もう皆忘れてるかも…… 三部作の 完結編DEATH [前回までの粗筋] 身だしなみを整え 本社へ赴いた鋳鷹だったが…… 「鋳鷹お帰り~ あれ? まだ眼鏡治んないの?」 「ああ…… やっぱそっちなんスね……」 TO BE COMUGIKO おまけ 本社の模様…

怖かったあの日のこと

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ ローズと初めて会ったのは 早朝の24時間スーパーだった…… その頃私は 夜勤明けにスーパーで 無料のアルカリイオン水を汲ませてもらうことが ルーティン化して居て その日もペットボトルを携えて 吸水マシーンの前へと向かっ…

神の領域

酒森 百合絵 彼女が眼鏡を外すと 日本漫画界の古典的手法に倣い そこそこ綺麗なおねいさん風になる…… このことは 鯖戸を筆頭に 近しい従業員には既に知れたことだが 特に気にするほどのことでは無い というのが 皆に共通した見解で在る…… その理由として挙げ…

ガーニッシュから連想したのは?!

~ BARで ~ 「ねえバーテンダー……」 「あ…… とりあえずお軀お拭きしましょうか………」 「え? あ…… ごめん仕事終わってからシャワー浴びて来るの忘れてた……」 「構いませんよ 今日は藤子さんお休みだったのでしょう? お一人でさぞ大変だったかと存じます」 「ちょっと…

きみのことが好きだから

きみは…… とても綺麗だ………… 特にボディラインが素晴らしい…………… 君みたいに美しい軀…… そうそうお目にかかれるものじゃない………… え? いや そうじゃないよ 君の魅力のひとつってことさ……… 嘘なんてついてないよ 言葉だけなんかじゃ無いんだ 私の目を見てよ …

姉を殺害したのは私です

~ 追憶 酒森 ~ 姉が他界した原因は 私にある……… もしも私があのころ…… 嘘でも良いから 笑顔をつくれるスキルを習得出来て居たとしたら…… 姉は今でも 元気に生きて居たかもしれないのだ……… 姉と最後に言葉を交わした日…… 姉は私にこう言った…… 「今日学校に…

血塗れの笑顔をくれる彼女

少し青錆の浮いた金属製ドアノブに触れると 物理的な冷たさだけで無く それ以外の何かも感じ…… 背筋が冷えた………… L字型のバーを下げ 重い鉄の扉に力をかける……… コンクリート打ちっぱなしの無機質な室内は 陰鬱な空気と 血の匂いで充満して居た………… 彼女は私…

アナクロニズム

[前回までの粗筋] 自部署上司の言うことは意外と素直に聞く鋳鷹…… 本社に赴くんだからちゃんと髪を纏めろと注意されたたので…… 「あれ?…… 鋳鷹どうしたの?? 眼鏡してないじゃん???」 「え?…… そっちスか?……」 TO BE COMUGIKO

こんなについてない日ってある?

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ 今日の私は なんてついてないんだろう………… 朝からいきなり 猟奇殺人鬼に拉致られて 昼まで監禁…… めちゃくちゃされて殺されるっていう寸前に いっしょに拉致られた女の指骨が折られる音や 殴られる音を背に 全力で山を下った………

バレンタインデーだから本気出したパイセン

「酒森ぃ…… ねえ…… これ…………」 「え? うわっ……… ど…どうしたんですか………… そっ…それ………… ………………」 「何言ってんのさ…… 今日はバンアレン帯の日だから 酒森がちょっとでも放射線被爆から逃れられるようにって プレゼント持って来たに決まってんじゃん…………」 うわ………

禁断の果実

~ 林檎を持つエヴァ by酒森 ~ 「蛇苺センパイって… すっごいスリムですよねぇ…… 今までに太ってた次期とか 全然無いですか?……」 「そうねぇ… 太ってた次期は…無いけど…… でも昔は結構 ガタイ良かった頃も在ったんだよ?…… ほら… やっぱりさぁ…… 私達の仕…

ついてないことって重なるもんだね

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~ こいつ狂ってるのか? そう思ったり 実際に言葉にしたことは 今までに 何度も在った………… だけど それら全てが大袈裟だったと…… 今日の私は…… 理解した………… この状況下で 服を脱がないのだ…… 目の前に居る女が………… 服を脱ごうと…

みだしなみ

突然本社からの呼び出しを喰らった鋳鷹…… 心当たりは…… 在り過ぎて どの件についてのやつか全く解らない………… とりあえず制服に着替えて出発しようとしたが………… 「おい…鋳鷹…… お前本社へ赴くんだったら ちゃんと髪纏めてけよ 制服だけちゃんと着てれば良いな…

本当に悲しいときの涙は左から

~ 追憶 東雲坂田鮫 ~ どうやら私は風邪をひいたらしく 頭痛が酷かった…… 吐き気もあり こめかみの辺りが青くなって居たし 左目がかなり充血しても居たので 数日の間 布団の中で大人しくして居た………… ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

こんな時間から上司が出勤するなんて

え? おいおい…… あっ…… お前こんな時間から 何殺ってんだよ………… TO BE COMUGIKO 今朝はちょっとしたトラブルがあって 普通に更新が出来ず 番外編という形での公開となりました…… 『証券会社で働いて居ます』の物語 更新は毎朝職場のパソコンで こっそりと行…

TKGの本当の意味をあなたは知らない

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえバーテンダー…………」 「はい?」 「もし…… もしも知って居たらで良いんだけれど………… 教えて欲しいことが在るんだ…………」 「………… どういったことでしょうか?」 「あのさ…… T………………」 「T……?」 「T………… あの…… あのね………… T……TKG………… …TKGって…… 知…

よく裸で来店する女の子に声をかけてみた

~ 追憶 東雲坂田鮫 ~ 頭を二つ… 並べてみた………… 先生みたいに センス良く飾ることの 難しさを知った…… やっぱり先生は凄い……… 先生は…… 先生は今何処に居るのだろう………… 先生と逢いたい…… 先生とまた一緒に あの美味しい紅茶を呑みたい………… と…… 強く…思っ…

BARで寛ぎ過ぎな女の子

~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえバーテンダー 例えば滅茶苦茶早くつくれるサラダとカクテルお願いって言ったら どんなの出て来る? てゆーかそんなやつお願いしたいんだけど……」 「どうぞ」 「速っっ でもこんだけ速いなら 全然アリだけどね フレディースペンサーより速…

勇気を振り絞って告ったんだけど

東雲坂田鮫 アネモネ 藤子 のお正月休み終了に伴い 今年の新年会は温泉旅館にて執り行われる事となった…… しかし問題が在る…… 鯖戸 ディアスパラグモス 棕櫚 の全身には刺青が…… そして東雲坂田鮫にもけっこう…… 酒森は考えた…… 旅館側と交渉し 通常入湯時間…

女の子を寂しい気持ちにさせた代償

~ 追憶 東雲坂田鮫 ~ 少し…… 夢を見て居た…… 先生との 愉しい思い出………… 軀を揺すられて…… 私は目を覚ました………… 目の前には… 先生が 「あいつ」 と 呼んで居た いじめっ子の女が居た…… 女はだらしなく口を開けて…… こっちを見て居た………… 私は軀を揺すられ続…

鬼と女とドラ○もん?

お~にぃ~さぁ~ん~ こぉ~ちらぁ~ てぇ~のなぁ~る ほぉ~おえ~ 「センセェ……」 みぃ~らいぃ~のせぇ~かいぃ~の ねぇ~こがぁ~た ろぉ~ぼおぉ~と~ 「あの…… センセェ?…………」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「あの…… 棕櫚さ…

告白

~ BARで ~ 「棕櫚さん ナッツ好きですよね」 「うん… 好きだよ?……」 「一番は?」 「ん?…… そうだなぁ………… 胡桃とアーモンド………… どっちか……かな?……」 「それじゃあ今 今この瞬間では?」 「今…か……… 今なら………… うん…アーモンド……」 「どうぞ」 「ありがと…… ねえ…… …

好き?

「あの…… 鯖戸先輩……」 「ん?」 「鯖戸先輩も 犬…好きですよね?……」 「え? 何?いきなり…… 好きだよ? あたりまえじゃん?」 「それって1番ですか? 全ての生物ってくくりの中でも…… やっぱり犬が1番ですか?」 「え? なんで? 一番なら…… 魚に決まってんじゃん……」 …