証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

フィッシュバーガー

~ クラスメイト ~

 

 

あの女が殺害されたと知ったとき……

 

私の心は

 

やっと透明になった気がしたの………

 

あの女が誘拐されて

 

あんな状態で見つかって……

 

それから学校に来なくなって

 

あの時も本当に嬉しかった………

 

でもね……

 

私の心は

 

まだ濁りがとれて居なかった…………

 

あの女が……

 

あの女があんなふうに殺害されてやっと…………

 

………………

 

私は暫くの間

 

人前で笑いを堪えるのが大変だった…………

 

本当に嬉しかった…………

 

でもね……

 

気付いたんだ…………

 

その時やっと透明に戻ったって思った私の心は

 

まだ全然濁ったままで……

 

その濁りは

 

全然ましになって居ないどころか

 

どんどん増して

 

もう1ミリの透明度も無いってことが…………

 

………………

 

それでね

 

 

もうひとつ気付いちゃったんだ……

 

あの女のことが

 

確かに嫌いだったし……

 

心の底から憎んで居たし……

 

毎日あいつが死ねば良いって思って居たけれど…………

 

一番は……

 

あの女じゃ無かったってことに…………

 

だってあの女は

 

私より完全に上の人間だったから……

 

あの女は綺麗で

 

あたまも良くて人気が在って………

 

私をどんなふうにあつかったって……

 

仕方が無い……

 

そう……

 

思える………

 

でもね…………

 

あの女のとりまきは違う……

 

だってあの子達

 

全然美しくないし

 

頭だって私より悪いんだもの………

 

そんなゴミみたいな子達にゴミ扱いされるなんて

 

私には

 

どうしても我慢出来なかった…………

 

 

…………

 

ねえ……

 

 

これって可燃かな?

 

 

それとも

 

 

粗大ゴミ?

 

 

「ゴミの日に出すのは良くないよ

 もっと地球環境のこと考えなきゃ…

 花壇に埋めて花の栄養にしたほうがエコで良いと思う

 手伝うし」

 

「ありがと

 帰りにハンバーガーおごるよ」

 

 

「フィッシュバーガーね♡」

 

 

「OK」

 

 

             TO BE COMUGIKO