証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

夜の森に在るBARで №4

~ BARで 東雲坂田鮫~

 

 

懐かしい香りと息苦しさがとても心地良かったので

 

暫く目を閉じて居た………

 

 

ふと

 

息苦しさが無くなったので

 

目を開けてみると……

 

 

目の前に

 

一粒の胡桃が在った……

 

 

「店の裏に胡桃の木が在るんです」

 

 

そう言って

 

私に近付いてくるバーテンダー………

 

 

好きな味だった……

 

柔らかなくちあたりと

 

舌に吸い付く感じが……

 

過去の記憶を呼び起こす…………

 

 

ただ…

 

いつ……

 

何処で……………

 

そこまでは思い出すことが出来ない…………

 

でも……

 

 

このバーテンダーの目には

 

 

見覚えが在る…………

 

 

この目を見て居ると……

 

私は

 

何もしなくても良いのだと思う…………

 

唯々軀の力を抜き……

 

楽にして居れば良い…………

 

 

そうしたい……

 

そして…………

 


そうしなければならないのだとも思う………………

 

 

そうしたいとそうしなければならないが

 

同一だったとき……

 

そこには一塵の苦痛も無く……

 

それは唯々楽な環境下で

 

辺り一面の多幸感が

 

 

私の全てを包み込んで行く………………

 

 

断片的にひとつ……

 

またひとつと…………

 

私は何かを

 

思い出して居た…………………………

 

 

              TO BE COMUGIKO

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