証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

空気を読むということ

~ BARで 鯖戸 ~

 

 

 

「ねえねえバーテンダー……

 おかわりちょーだい

 こんどはもっと強いやつ♡」

 

 

「どうぞ」

 


「ねえねえバーテンダー

 さっきから

 何刻んでんの?」

 

 

「生発芽玄米サラダに混ぜ込む野菜達ですよ

 ついでに

 切り込みピクルスの

 瓶詰めも殺ってます」

 

 

「へ~

 そーやってつくって

 更に便乗して

 ぬか漬もって訳か……

 色んな事並行して殺んなきゃなんないから

 バーテンダーって大変だよね……」

 

 

「更に並行して

 デザートや

 サムシングの作成も

 進めます」

 

 

「今日は何食べさせてくれるの?」

 

 

「まだ秘密です」

 

 

「あ……

 ゴメ…

 見ちゃった……」

 

 

「大丈夫ですよ

 わざと

 見えるところに置いたんです……」

 

 

「ど……

 どうして?…………」

 

 

「四の五の言わずに

 お飯あがりください……」

 

 

「う……うん…………

 ねえバーテンダー……

 もしかして……

 私…今夜……

 殺…………

 あ……

 美味しい♡」

 

 

「本日のピッツァは

 かなりシンプルに

 チーズも用いず

 焼き上げました

 ケーキもプレーンです

 その理由が解りますか?」

 

 

「解ってるけど……

 でも言わないでおくよ……

 ここで空気を読み間違えたら

 殺……

 ってオイっっ!!

 おまえが食べるんかいっっ!!」

 

 

「棕櫚さん

 ご飯炊けたよ」

 

 

「ええ蟹穴ですなぁ……」

 

 

「なんでいきなりオジサンモードなの?」

 

 

「何やよー解らへんのやけど

 突然スウィッチ入ってしもたんや……

 まあ気にせんと

 こっち来て

 一緒に食べよやないか」

 

 

オジサンモード……

 

なんか嫌…………

 


「ねえねえバーテンダー 
 シンプルピッツァとグラタンもだけど
 シンプルケーキと餡子のマリアージュもサイコーだね♡」

 

 

「おくちに合ってなによりです」

 

 

よかった……

 

あと2秒関西オジサンモードが続いてたら

 

殺害しなきゃなんないところだった……

 

 

「おかわりプリ~ズ♡」

 

 

             TO BE COMUGIKO

 

 

その場の空気を適切に読める人は長生き出来るみたいだよ♡