~ 林檎を持つエヴァ by酒森 ~
「蛇苺センパイって…
すっごいスリムですよねぇ……
今までに太ってた次期とか
全然無いですか?……」
「そうねぇ…
太ってた次期は…無いけど……
でも昔は結構
ガタイ良かった頃も在ったんだよ?……
ほら…
やっぱりさぁ……
私達の仕事って
かなり軀使うじゃん?
それに…
どんなお客さんの相手するか…
自分で選べる仕事じゃ無いし……
どんなお客さんが来ても対応出来るように…
必然的に
どうしても得物はしっかりしたものになるでしょ?…
そんなしっかりした
重たい得物で
殺りまくってたら……
当時はまだ慣れてなかったし
変に力入っちゃったり……
あの頃は結構背筋とか…
バキバキだったりもしてたんだよ?……」
「へぇ~
意外ですぅ…
今はそんなに大きな段平へーきで振り回してるのに…
すっごいスリム……」
「無駄な筋肉使わなくなったからね…
日々の鍛錬の賜ってゆーか……
力だけじゃ切れないっていうことが
あなたにも解る時がきっと来るわ……」
「私……
蛇苺センパイに
少しでも近づけるよう
本気で精進します……」
「昔のこと……
思い出したからかしら?……
なんだか涙が…
止まらなくなって来たわ……」
TO BE COMUGIKO
おまけ