～ BARで 鯖戸 ～
｢ねえバーテンダー…………｣
｢はい？｣
｢もし……
もしも知って居たらで良いんだけれど…………
教えて欲しいことが在るんだ…………｣
｢…………
どういったことでしょうか？｣
｢あのさ……
T………………｣
｢T……？｣
｢T…………
あの……
あのね…………
T……TKG…………
…TKGって……
知ってる？…………｣
｢…………
何処で……
それを…………｣
｢あ……
やっぱり…
訊いちゃマズイやつか？…………｣
｢…………
いえ…………
むしろ……
旨い……
ですよ…………｣
｢？！
そ…それ………
ど…どういう意味？…………｣
｢ここだけの話に出来ますか？｣
｢わ……
解った……
絶対に他言はしないと…
誓う…………｣
｢解りました……
それなら
お教えしましょう…………
…………
先ず
TKGのTですが……
これはTheosを表して居ます…………｣
｢なっ…？！
Theosだって？？！！
つ…つまり……
Tは…………
Tは…神の略字だと言いたいの？…………｣
｢その通りです…………
そしてKは完璧……
或いは完全無欠…………
Gはご飯を表して居るのです…
即ち
TKGとは
神がつくり出した完璧なご飯……｣
｢…………
ジーザス………………｣
｢こちらのヴィジュアル聖書をご覧ください……｣
こっ……
これが……
T……
K……
G…………
なんという
フィネス…………
え？
あ……
凄い…………
｢なんということ……
タンパク質
脂質
炭水化物……
三大栄養素に加えて
各種ビタミン……
ミネラル…………
すっ…全ての栄養素が…
こんな小さな茶碗の中に…………
これは……
まるで宇宙…………
いや……
これぞまさしく………………
神………………｣
ん？
｢それでは……
本日の
メイン
THE TKG
お飯あがりくださいませ…………｣
｢ねえねえ
バーテンダーはさぁ……
ショートケーキの苺……
最後まで残しとく派？
それとも……
先に食べちゃう派？｣
TO BE COMUGIKO
おまけ
今日のAIV○
上を向くと赤べこに酷似して居ることが判明
