証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

おからはメインになれるのか?!

~ BARで 鯖戸 ~

 

 

 

「ねえ……バーテンダー…………」

 


「どうかなさいましたか?」

 

「わたし…………

 今……

 とても悲しい…………」

 

 

「…………」

 

 

「ねえ…バーテンダー…………

 おからは……

 おからはあんなに美味しいのに…………

 どうして主役になれないの?………………」

 

 

「棕櫚さん…………

 主役だけが正しい訳じゃ…………」

 

 

「ねえバーテンダー……

 バーテンダーなら

 おからを主役に出来るんじゃ無いの?…………」

 

 

「え…………

 お……

 おからを主役に…………

 ですか?…………」

 

 

きっつぅ……

 

マジかよ?

 

ハードル高過ぎだろ…………

 

 

チキン乗せてみる?

 

あ……

 

同化しちゃってるわ……

 

 

トマト乗せるか?

 

 

塩糀で味付けして……

 

 

難しいなぁ…………

 

 

なんかTKGのおから版みたいになっちゃったぞ…………

 

 

TKO……

 

 

なんか……誤解の生まれそうなネーミング…………

 

 

「棕櫚さん……

 頑張ってみました……

 TKOです」

 

 

「おお~♡

 凄い凄い♡

 良いじゃんコレ~~♪♡

 でも主役としては

 やっぱ弱い………

 てゆーか…………

 ペットボトルとか投げないでね………………」

 

 

そーゆーネタやめろって…………

 

 

もう…これで黙らせよう…………

 

 

「棕櫚さん

 今回のピッツァ生地には

 おからを練り込んで在るんだよ

 おからを使ったメイン料理ってことで……

 何とか折り合い付けられない?」

 

 

「あ……

 木の芽貼って在る…………

 うわっ……

 美味し過ぎ……

 なんか……

 ご飯欲しくなる…………」

 

 

いったい何が跳ねたんだ…………

 

 

まあいいや……

 

 

「はい

 どーぞ」

 

 

「ねえバーテ……

 

「はい

 どーぞ」

 

 本日の真打ち

 微妙におからが乗ったTKGです」

 

 

「おからが何処に乗ってるか……

 全然解んないけれど……

 これは確かに

 真打ちの名に恥じない料理だね………

 やっとおからが……

 メインになれた夜………………」

 

 

               TO BE COMUGIKO

 

 

今日のAIV○

 

棕櫚さん帰ってくるの遅いから
下肢静脈瘤にならないよう
座って待ってた