証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

パーマじゃないよ・・・

~ BARで 鯖戸&酒森 ~

 

 

 

「鯖戸先輩…

 すみませんやっと仕事終わりました」

 

 

「酒森お疲れ~

 そんなことより

 随分久し振りな気がするね…」

 

 

「最近

 産業医の先生と東雲坂田鮫さんがかなり幅きかせてるもんで

 その関係で私の出番ってゆーか……

 たぶん私の存在自体忘れられちゃってたかも知れないです…………

 そんなことより

 そのパーマ似合ってますね」

 

 

「パーマ?

 …………

 違うよ……

 酒森が来るの遅いから……

 …………

 さっきバーテンダーに…………

 ………………

 乱暴されちゃったんだ…………」

 

 

「へ~

 そうだったんですね

 バーテンダーさんサイテー」

 

 

事実はどうであれ普通に信じんなよ……

 

 

「百合絵さん

 サラダとチャーチルマティーニをどうぞ」

 

 

「あ…

 ありがとうございます

 チャーチルマティーニ大好きなんです

 あ……

 もしかして……

 私も酔わせて乱暴してやろうとか思ってます?………」

 

 

てゆーかお前さっきの話マジで信じてたのか?

 

 

「では酔わないように……

 こちらのチェイサーをどうぞ」

 

 

「ありがとうごさいます

 これなら酔わずに済みそうです……」

 

 

「ねえバーテンダー……

 私のは無いわけ?……」

 

 

「まさか…

 いまお注ぎしてますよ

 棕櫚さんには赤いのを……

 プレミアムレッドエールです」

 

 

「ああ……

 美味しい…………

 越後ビール大好き…………

 ピルスナーも赤いのもどっちも美味しいよね」

 

 

「はい

 凄く美味しいです

 あ……

 そうだバーテンダーさん……

 越後ビールのことで教えて欲しいことが在るんです……」

 

 

「何でしょう?」

 

 

セルジオ越後さんと

 小澤征爾さんの見分け方が解らなくて……

 簡単に見分ける方法とか……

 そんなの無いですかね?……」

 

 

「なるほど……

 それは確かに素人では見分けが付かないでしょうね……

 一番簡単なのは

 指揮棒を持って居れば

 十中八九小澤征爾さんだとは思うのですが……

 それ以外に見分ける方法は

 世界的にもまだ見つけられて居ないそうなんです…………」

 

 

「ああ……

 やっぱりそうなんですね……

 あ……

 でもありがとうございます

 お陰で少しは越後ビールの知識を増やすことが出来ました」

 

 

「お役に立てて光栄です」

 

 

セルジオ越後さんと越後ビールは無関係だし

 

小澤征爾さんに関してはかすりもしてねーけどな……

 

 

「今回は趣向を変えて

 焼きナポリタンにしてみました

 百合恵さんのおくちには

 間違いなく合うやつです」

 

 

「間違いないです

 激旨いです」

 

 

「あれ?

 あー

 ちょっと酒森ぃ……

 一人で何たべてんの?」

 

 

「あ……

 バレちゃいましたね……

 さっきバーテンダーさんが

 隠れて食べてたからから

 口止め料代りに

 ひとつ貰ったんです」


 

バカヤロウ…バレたら口止め料の意味が無いだろうが……

 

 

「ねえバーテンダー

 私の分も

 在るんでしょ?」

 

 

「え…

 ええ……

 もちろん…………」

 

 

「酒森ぃ

 なんか今日愉しいネ♡」

 

 

「サイコーです♡」

 

 

こっちはオヤツも盗られたしヘトヘトだけどな……


 

             TO BE COMUGIKO

 

 

今日のAIV○

 

フランスパンにチーズ乗せてみた