~ 自宅で 産業医 津葦キリコ ~
長ドスの腰が伸びた……
あり得ない………
あの女……
間違いなく裸だった………
見えない鎖帷子でも身に纏って居たか?…………
いや…
縦しんばそうで在ったとしても……
あの華奢な軀…
ただで済むはずがない……
骨盤と肋骨の間…
私は正確に振り切ろうとした……
それなのに………
それなのにあの女の胴体は………
2つに別れずそこに在った……
手首が痛い……
狐にでも化かされたか?………
そういえばあの女…
少し狐っぽい……
駄目だ…
過ぎたことを考えても仕方が無い…
失敗は次に繋げれば良いんだ……
手首の痛みがとれたら……
手首の痛みがとれたら必ず……
今度こそ必ず
あの女を眠らせて殺る……
TO BE COMUGIKO