証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

自分が殺した

 

「鯖戸先輩……

 この子………

 もう……

 息してない…………」

 

「酒森が殺ったんだよ……」

 

「……

 ……はい……」

 

 

「酒森も同じだね……

 もう…

 私と同じだ……」

 

 

「…………」

 

「酒森が殺らなきゃ私が殺ってた」

 

「はい…………」

 

「どうしたってあの子達は

 死ぬことになってた…………」

 

「はい……

 解ってます…………」

 

「自分は直接手をくだしてないって……

 だから

 自分は殺ってないって……

 そんな酷い話があるかよ……………

 私達は

 私達が奪った命を背負って

 生きていくんだ」

 

「はい……

 あの…

 鯖戸先輩……」

 

「ん?」

 

「またこういうことが在ったら……

 呼んでください………

 私……

 鯖戸先輩や

 東雲坂田鮫さんみたいに……

 強く無いから…

 あまり沢山は殺れないけれど…………」

 

 

「ああ……

 酒森……

 ありがとね………

 ………………

 …………お腹空いちゃったね…………

 …ねえ……

 いつものBARに電話して

 兜持ってって良いか訊いてくれる?」

 

「既に連絡済みです

 バーテンダーさんへの貢ぎ物も含めて

 6個持って赴くと伝えておきました」

 

 

              TO BE COMUGIKO