~ BARで 鯖戸 ~
「ねえ……
バーテンダー…………」
「如何なさいました?」
「わ…
わたし…今夜………
回鍋肉と……
麺を逢わせたものが……
たべたい………………」
「解りました………
解りましたが…
棕櫚さん……
実は私…
回鍋肉というものに対する知識が…
豚肉と野菜を使った
中華料理………………
という……
それくらいしか在りません……
ですので……………………」
「ねえバーテンダー…
わたしがそんなこと
気にする訳無いでしょ?……」
「棕櫚さん……」
「バーテンダーの
勘で殺ってくれ………」
「OK」
てゆーか……
もうさっきから
勘で殺り進めてるんだけどね………
OK出来た…
回鍋肉麺☆
「はいどーぞ
ゴリゴリのガテン系に仕上げたよ」
「美味しそう♡
でもよく見ると…
ガテン系どころか
野菜たっぷりヘルシー系………
うんまっっっ!!♡
おっ…
おい………
こっ…
これ………
尋常で無く旨いぞ………
回鍋肉とは……
全然違うけど…………」
勘でつくったからね……
てゆーか……
予測はしてたけど…
派手に跳ねさせたなぁ………
「はいデザート」
「わ♡
トマト丼じゃん♡♡♡」
………普通に卵黄のTKGですけど………
でも……
デザートで在る事は
認めてくれたらしい………
「美味しい~~
回鍋肉麺もこのデザートも
美味し過ぎて…
涙止まんないよ………」
「おくちに合って何よりです」
「あっ!!
おいおいおいおい!!バーテンダー!!!
独りで何美味しそうなもん食べてんのさ!!
わたしにもちょーだいっっ!!」
「棕櫚さんには
もっと良いもの
用意して在るんだよ…
これ…
どうぞ……」
「雑っっっ!!
てーか
何でやねんっっ!!」
「嘘嘘…
今ちゃんとケーキ焼いたから
どれくらい食べたい?」
「そのままホールごとプリーズっっ!!」
「あ……
は…はい……」
「おいっっ!!
バーテンダーーーーーっっっ!!」
「はい?」
「このケーキも激旨い~♪♡」
「おくちに合って何よりです……」
TO BE COMUGIKO
もし本当にこんな感じでサーヴィスされても……
パンが在ったら全然普通にイケる……
てゆーか好き……
香りが伝染って超美味しくなるんだよ♡
リアル回鍋肉のレシピは今のところ調べる気ゼロ♡