私は……
バイトの女を…………………………
殺害する為の
大義名分が欲しかった…………………………
しかし……
ナニをしても………………
ナニをさせても………………
駄目だった…………
女は
兎に角……
従順なのだ…………
……………………
女は暇さえ在れば……
私のことを見て居た……………………
自分では気付かれて居ないつもりらしかったが……
その強い視線は……
こちらから見なくても
バレバレだった……
……………………………………………………
私は始めの頃……………………
女が私を殺害する機会を狙って居るのだと……
そう……
思って居た……………………
でも……
それはどうやら……
違うらしかった…………………………
………………………………………
女の考えて居ることが
予測できない………………
………………………………………
こんなことは
私にとって……
前例の無いことだった……………………
……………………………………
しかし
ある夜…………
遂に女を殺害する為の……………………
大義名分が……
手に入りそうだった……………………
…………………
女が突然
私の膝あたりをめがけて
鋭いタックルを入れようとして来たのだ………
私は咄嗟に女の胸を蹴り
女が仰向けになったところで
女の首に手を掛ける……………………
一瞬デジャヴかな?
と……
そう思ったが……
流れのままに私は……
片方の手で首を絞めながら
もう片方の手で……
女の足を持ち上げ………………
いつもとおなじ……
ことをシた……………………
これが……
この女が生きて居る間に行われる
最後の朝礼に……
なるはずだった………………………………
TO BE COMUGIKO