証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

JKを飼育した秋の裏山で PARTⅣ

~ クラスメイト ~

 

 

1~2週間の間

 

藤子は

 

他者の体液はおろか

 

自分が汗をかくことも禁じられた…………

 

 

これは

 

刺青を美しく完成させる為に

 

絶対必要な

 

決まりごとだった……………………

 

 

…………………………

 

私は……

 

猪の捕獲檻に監禁した女のことを

 

思い出した………………

 

 

どうしようかな……

 

 

一瞬そう思ったが……………………

 

藤子の刺青が完成するまでの1~2週間…………

 

一旦忘れておくことにした……………………

 

 

既に夏休みは終わって居たが…………

 

美術教師の起こした事件の記憶がまだ新しいうちに起こった

 

音楽教師の事件で………

 

学校は現在休校になって居るので

 

思い当たる問題は

 

特に何も無かった……………………

 

…………………………………………

 

…………………………………………

 

…………………………………………

 

十日後に

 

婆ちゃんからOKが出た……………

 

藤子のデコルテから肩……

 

背中にまで及んだ

 

トライバルと星の絵は……

 

滲みや色褪せも無く

 

クッキリとした輪郭の

 

素晴らしい仕上がりだった……………………

 

 

………………

 

後々婆ちゃんが

 

「あれは薩摩芋の蔓とヒトデがモチーフなんだよ」

 

 

言って居たが……

 

それは

 

私の心の宝石箱にそっと仕舞って施錠した後……

 

すぐに鍵を湖の底深くへと沈めた………………………………

 

 

この十日間

 

ずっと大人しくして居た藤子が

 

「何処かへ遊びにいきたい」

 

 

と言うので……

 

私は大きなスーツケースを持って

 

藤子と夜の繁華街へと

 

繰り出すことにした……………………

 

 

電車に乗る為

 

嫌がる藤子に無理矢理服を着せてから家を出た…………

 

 

……………………………………

 

駅を降りてすぐに藤子は

 

「もう服脱いでも良い?」

 

 

と言ったので

 

もう少し辛抱するよう促し

 

 

何か面白いことはないかと

 

あたりを見回しながら歩いて居ると……

 

 

それはすぐに見つかった……………………

 

 

見覚えの在る顔……

 

リストに載って居る女だ……………………

 

リストに載って居る女が……

 

今正に

 

パパらしきオジサンと

 

暖簾を潜る

 

瞬間だった………………

 

 

私は急いで

 

スーツケースに入れて居た特殊警棒を取り出し

 

それを伸ばしながら全速力で走った…………

 

私の走る音に気付いた女が振り向きかけた側頭部に

 

ヒンヤリとしたステンレス鋼の特殊警棒を見舞う…………

 

「うっ」

 

という女の低い声の後

 

足下で聞こえた

 

ドサっという音は

 

振動と共に

 

私だけでなく

 

パパらしきオジサンにも伝わったらしかった……………………

 

      

        TO BE COMUGIKO

 

 

こうして目の前で見ると……
思って居たより
大きいな……
このスーツケースに……
切らずにちゃんと入るだろうか?