~ クラスメイト ~
家に帰って
婆ちゃんにベンツをあげたら
とても喜んでくれた…………
婆ちゃんは
盗難車を換金するルートを持って居るのだ…………
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藤子を見た……
藤子は幸せそうな表情で
婆ちゃんのおはぎを頬張って居た…………
私が藤子に
「先にシャワー浴びてきて良い?」
と
そう聞いたら……
「あ………
……早苗とそういうのはちょっと………………」
と
こたえたので
私は自分の汚れた軀を
シャワーで洗い流してキレイにしたいだけで
他意は無いのだということを
説明しなければならなかった………………
…………………………
藤子がモグモグしながら首を縦に振ったので
バスルームへ…………
シャワーだけのつもりだったが
やはり湯船に浸かることにした…………………………
ここ数ヶ月でシたことのなかで…………
一番気持ちいいと感じたことだった……………………
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この日の記憶は
ここまでで途絶えて居る…………………………
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女の喘ぎ声で目が覚めた……
もうあたりは明るく
時計を見たら昼過ぎだった…………
声だけですぐ解る……
喘ぎ声の主は
勿論
東雲坂田鮫 アネモネ 藤子……
そのひとだった………………
真っ昼間からナニヤってんだよ……………………
そう思いながら
悩ましげな声の方向に目をヤる………………
全裸の藤子…………
藤子が全裸なのは
この家でのスタンダードだが……
いつもと違うのは
藤子の苦悶の表情……
どうやら相当イタイプレイらしい…………
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昨日藤子は……
男達の刺青に目を輝かせて居た…………
藤子は芸術に関しての興味が深い…………
男達の全身に彫られた刺青を
上質な芸術で在ると受け取ったのだろう…………………………
婆ちゃんが昔ながらの方法で
藤子のデコルテから肩周りまで入れた刺青は…………
トライバルに星をあしらったもの…………
今まだ背中にも何か掘って居る最中だった………………
私はその様子を見て
ホッとした………………
昨日の男達のような和彫りで無かったことに加え
どんぶりまで殺るような雰囲気も感じなかったったからだ…………
和掘りでしかもどんぶりまで入れてしまうと……
日本では特に
様々な制約を受け………
通常生活を営むのが難しくなるということは
『刺青どんぶり女性』などでウェブ検索してみれば
すぐに理解が可能なはずだ………………
きっと婆ちゃんが気を使ってあげてくれたのだろう…………
婆ちゃんは
意外と常識人なのだ……………………………………
TO BE COMUGIKO