昨日…
重過ぎる悩みを打ち明けられたばかりだったので……
正直今日は…
東雲坂田鮫さんに
会いたくなかった………
もし2日連続で
昨日レヴェルの話を聞かされたらと思うと………
しかし私は……
未だに従業員入り口の場所を教えて貰って居らず…
自ずとお客さん用の正面入り口から入ることになる………
必然的に…
受け付け嬢で在る
東雲坂田鮫さんと会ってしまう訳で………
だけど
今朝の東雲坂田鮫さんは
いつもと様子が違った……………
東雲坂田鮫さんは精神状態が極端に不安定なので
いつも様子が違うのは当たり前なんだけど……
でも………
今朝の東雲坂田鮫さんは…
特にいつもと違った様子に見えた……
目が合って居るのに……
何故か………
何も言葉を発しないのだ………
私は一瞬……
どうかしたの?
と
尋ねそうになってしまったが……
何とか踏みとどまり
その場を足早に立ち去ることにより
事無きを得た………
東雲坂田鮫さんとトークをせずに済んだ為……
過換気症候群の症状は出なかったが……
それでも……
また私は…
姉のことを………
思い出して居た………………
どうかした?
この質問は
姉にとって
無意味だった………
それを
思い出したのだ………
姉がこの質問に対して発する言葉は……
「どうもしないよ?」
とか
「なにが?」
とか…………
まるでこちらが
道化にでもなったかのような感覚に襲われる
マジックワードだけだった……………
TO BE COMUGIKO
おまけ