証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

決死の覚悟でした挨拶

感情の起伏が激しい……

 

人事課長が言って居たのは

 

こういうことなのだろうか………

 

その瞬間だけでなく……

 

日による変化も?………

 

兎に角…

 

昨日の東雲坂田鮫さんとは

 

まるで別人のような同嬢が……

 

そこに居た……

 

 

人事課長は

 

東雲坂田鮫さんの

 

忘れっぽさも指摘して居たが……

 

なるほど………

 

 

殆ど初対面で在る私ですら…

 

一目で解るようなレヴェルの忘れ物を………

 

今朝の東雲坂田鮫さんはして居る………

 

 

東雲坂田鮫さんから目を離さず……

 

 

ゆっくりと近付く私………

 

彼女はまだ私に気付いては居ないようだ………

 

 

東雲坂田鮫さんが私のことを忘れて居る可能性も在り……

 

その場合…

 

また侵入者と間違われて

 

攻撃を受けることも危惧したが……

 

私は革パンを膝までめくり

 

両手の平を見せながら…

 

更にゆっくりと近付いて………

 

東雲坂田鮫さんの間合いの外から……

 

驚かさないよう注意しつつ………

 

小声で…

 

挨拶した………

 

 

すると東雲坂田鮫さんは

 

今の私と同じくらいの声量で

 

且つ

 

昨日と同じハスキーヴォイスで…

 

「おはようございます」

 

と……

 

同じ言葉を返してくれた………

 

表情から推察するに

 

やはり私のことは……

 

完全に忘れて居るようだった………

 

 

           TO BE COMUGIKO