証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

座右の呵責

~ 心の中で 鯖戸 ~

 

 

私のような

 

仕事……

 

というより

 

生き方………

 

私のような生き方をしていると…

 

心安らぐ暇は来ない……

 

若しかしたら…

 

私のような人間は

 

少数派なのかも知れないが……

 

今の私にとって

 

死は日常で

 

何の珍しさも無く……

 

今目の前で呼吸していた命が…

 

その一瞬後には消えて

 

唯の肉の塊になる……

 

なるというより…………

 

する……

 

というのが

 

私の生き方………

 

毎日繰り返される…

 

私の……

 

普段の生活…………

 

 

いい加減麻痺してくれれば

 

楽なのかもしれないけれど……

 

けれども

 

座右の呵責とでも形容すべきものが在って……

 

この呵責が心から離れたことは無く……

 

もとより…

 

絶対に離れて欲しくないと思っている

 

自分がいるのだけれど…………

 

 

このBARによく来るようになったのは

 

今目の前にいるバーテンダーが……

 

同じ呵責を抱えつつ生きている人間だと……

 

知ったから…………

 

知ったと言っても…

 

確認したことは無いし……

 

そんなこと……

 

出来る訳も無い……

 

でも私は…

 

確信している……

 

このバーテンダー

 

 

初めて目が合った瞬間に…………

 

 

私達は

 

 

解り合えた気がしたから……

 

 


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