~ 保健室で 産業医 津葦キリコ と 東雲坂田鮫アネモネ藤子 ~
「なるほどね…
辛いよね……」
「はい……」
「でもね……
それはみんなが通る道……
あなただけじゃ無いわ……
恋患の根本的な治療は…
あなたと相手の問題だから
今すぐどうこう出来ることじゃ無いけれど……
眠れない辛さには
お薬を使ってみるのも……
ひとつの方法よ………
ベンゾジアゼピン系のお薬は手軽だし
一般的によく処方されても居るし
上手に使うことが出来るなら効果的とは言われて居るんだけれど
日中ぼ~っとしちゃってふらついたり転んだりして大怪我とか
依存症に陥りやすいとかもあるから
私はお勧めしないの…
睡眠の質も落ちるしね……
私のオススメは
これか…
これよ……
両方とも昔から在るお薬だし
高い効果も歴史が証明して居るわ……
どっちが良いかな……
でも……
うん…
そうね……
あなたまだ若いし
綺麗だから……
●素より青酸●リのほうが似合うと思うわ……
服用後
すぐに深い眠りに誘ってくれるお薬だから
自宅でお布団に入ってから呑みなさいね……
あ…
それと更に良く眠れる為の……
そう…
お呪い……
お呪いも教えておくわ……
お薬を呑む前に
紙に自筆で
サヨウナラ
とか…
今までありがとう
とか……
別れの言葉を描いて……
枕元に……
置くの………
不眠症に対する……
別れの言葉よ……………」
「先生……」
TO BE COMUGIKO