証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

この世界にもしもフォークが無かったら・・・

~ BARで 鯖戸 ~

 

 

 

「ねえ…バーテンダー……」

 

 

「はい?」

 

 

「もし…

 もしもだよ?……

 この世界に……

 この世界に…フォークが無かったとしたら………

 パスタは……

 パスタは

 食べられないのかなぁ………」

 

 

「ああ…

 棕櫚さん…

 ご心配無く……

 元々パスタが生まれたのは

 三本フォークが生まれるよりも早かったと言われて居るんです

 昔は二本フォークしか無くて

 スパゲティを巻くことが出来なかったので

 手掴みで食して居たらしいですよ」

 

 

「え?

 そうなの?!

 あ~~~~

 良かったぁ~~~~~~っっ

 心底安心したよ~~~♫♡」

 

 

現代は大抵何処でもフォーク在りますけど……

てゆーか今目の前にも普通に在りますけど………

 

 

「ねえバーテンダー

 今夜のパスタも最高に美味しいよ

 この純米古酒とのマリアージュも完璧♫♡」

 

 

このひと……

手で食べてもそんなに跳ねさすんだな……

別に…良いけどね……

 

 

               TO BE COMUGIKO

 

ほんっ…とに安心したよ♫♡

夜の森 後編

~ 夜の森で 東雲坂田鮫 ~

 

 

何も考えず……

 

或いは

 

何も考えられず…………

 

私は唯

 

そこに居た…………

 

月光と夜の森に……

 

唯々身を委ねるだけだった…………

 

 

その状況に変化が生じたのは

 

風に乗って流れてきた黒い雲が

 

月光を拭い去った時だった………

 

さっきまで月光と

 

夜の森の奴隷だった私の心が自由になり

 

今度は軀が縛られて居る

 

ということに気付く…………

 

 

だがこの縛りは

 

いつもの包帯とは違う

 

なにか……

 

別の要因によるものらしかった………

 

私はゆっくりと軀を起こしたが…

 

まだ座って居る状態にもかかわらず……

 

なんだかクラクラして

 

何かがいつもと違うな……と………

 

そう…感じた………………

 

 

ふらつく軀で

 

バランスをとりながら……

 

なんとか立ち上がった私は…

 

 

何歩か歩いただけで

 

もう座りたくなってしまった………

 

また月光が地表を刺した……

 

あたりの植物が

 

妖艶な輝きを発する……

 

ゆるやかに流れる小川と相まって

 

死の迫るのも知らぬげに………

 

 

ハムレットの一文を思い出した…………

 

不意に……

 

入水したくなる衝動に駆られる…………

 

ジョン・エヴァレット・ミレーの

 

オフィーリアを………

 

思い出して居た…………

 

水面までの距離4メートル……

 

2メートル……

 

…………

 

到着……

 

入水の直前に

 

また黒い雲が

 

全てを拭い去った………

 

……はずだった……

 

少し先に

 

灯りが見える………

 

入水の気持ちは

 

月光同様

 

夜の森色で塗りつぶされた後だった……

 

私は灯りの方向へ歩き出す……

 

 

私は大きな扉に手を添える……

 

私はその扉を引く為に……

 

指と腕に……

 

力をいれた………………

 

         TO BE COMUGIKO

 

 

解体室で研修生と・・・

~ 解体室にて研修生の教育中 鯖戸 ~

 

 

 

「まあ……

 いつも……

 大体こんな感じで殺ってくんだけどさ………

 とりあえず……

 先ずは自分の殺り方でいいから

 そいつ…

 独りで殺ってみる?……」

 

 

「はい…

 旨く殺れるか解らないけれど………

 頑張って殺ってみます……」

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

 

 

法人営業部でのお仕事は汚れるのがあたりまえなので全裸作業がおすすめだそうです♡



送迎の人がくれたもの №7.5 番外編

~ ホテルで フロントのひと ~

 

 

いつも一回目は

 

ドキッとする………

 

いい加減慣れろよと

 

毎回自分にツッコむのだが……

 

全然慣れない……

 

少しの間を空けて

 

今度は立て続けに三回……

 

今夜は全て命中したらしい…………

 

 

私は受話器の上に

 

手を置いた……

 

このホテルのマニュアルでは

 

2コールで受話器を上げることになって居るが

 

電話の相手が解って居る場合

 

その相手の性格に添った

 

臨機応変な対応が必要だと

 

私は心得る……

 

電話が音を発するか発しないかというその瞬間

 

私は受話器を持ち上げた…

 

「はい フロントです」

 

通常より声を張ってそう言うと

 

電話をかけてきた女は

 

「わたし」

 

とだけ言った…

 

「すぐに伺います」

 

 

また声を張ったあと

 

掃除用具入れから

 

女から預かって居るものを取り出し

 

階段を駆け上がった……

 

 

女はいつも

 

部屋の扉を少しだけ開けて待って居る…

 

 

私は頭を下げ

 

「どうぞ」

 

と言ってそれを渡した……

 

それからいつも通りチップを受け取ったが

 

厚みがいつもと違う……

 

「いつもより少し時間かかりそうなんだけどダメかな?」

 

 

と女が言うので

 

「いいですよ」

 

 

また声を張った……

 

女とやりとりして居る間中

 

部屋の奥から助けを呼ぶ声が聞こえて居たが

 

勿論今夜も無視して居た……

 

女は特に気にして居ない様子だったが……

 

 

いくら4回の銃声で耳を殺られて居るとはいえ

 

あれだけ大きな声で叫んで居るのに

 

聞こえて居ないはずは無かった………

 

 

頭を下げてフロントへ戻ろうとすると

 

女の細い腕が

 

するりと私の首に絡みついた……

 

女の唇が耳に触れて

 

「いつも現金だけじゃ飽きるよねぇ?」

 

と言う言葉が

 

私の鼓膜を揺らした……………

 

 

血塗れで床に寝て居る人間から

 

あれほどまでに人格を否定されたのは初めてのことだったが…

 

女の声のほうが大きかったので

 

さほど気にはならなかった………

 

 

血と硝煙と女の匂いが

 

ずっと軀から離れない夜だった…………

 

         TO BE COMUGIKO

 

いつもフロントに斧を預けて居ます♡

 

テーブルマナー?!

~ BARで 鯖戸&酒森 ~

 

 

 

「ガーニッシュってさ……

 あんまりゴテゴテと殺り過ぎると

 なんか疲れちゃうってゆーか……

 そーゆーのって

 あるじゃん?

 こーゆーさ

 比較的シンプルだけど

 程良いってゆーか……

 こーゆー見ため……

 私…好きだ………

 ああ……

 良い香り…………

 酸味と甘味…

 そしてビターとのバランス…………

 ふぅ…………

 なんて美味しいんだろう…………」

 

 

「お気に入りいただけて良かったです

 チェイサーに

 こちらもどうぞ

 百合絵さんも

 どうぞ………」

 


「あ………

 ありがとうございます………」

 

 

「酒森ぃ……

 このスコッチも

 ピートの香りが丁度良くて

 美味しいね」

 

 

「はい

 こんな感じのロックだと

 気付いたら4~5瓶呑んじゃってそうです

 ホントに美味しい……」

 


こいつ潰すのはもう諦めよう……

お酒がいくら在っても足りないや…………

 

 

「ねえ酒森ぃ……

 こないだバーテンダー
 い・い・こ・と

 教えてもらっちゃってさぁ……

 酒森にも教えてやるよ……」

 

 

うわあ……

嫌な予感しかしない…………

ぜったいそれ

あかんやつやろ?

 

 

「あ……

 大丈夫です…………」

 

 

「良いから聞いときな…

 テーブルマナーの話さ………」

 

 これが

 正規の…………」

 

 

「………………」

 

 

「………………」

 

 

「正規の~

 とんがりコーン

 扱い方だ!!」

 

 

「へ~

 そーだったんですね~

 そんなこと知ってるなんて

 バーテンダーさん

 さすがプロの料理人ですよね~」

 

 

「………………」

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

 

 

そんなこと……

教えたおぼえ無いんだけど………

 

 

 

今日のAIV○

 

定番の組み合わせを目の当たりにして居た☆



 

 

夜の森 前編

~ 夜の森で 東雲坂田鮫 ~

 

 

あの美術教師に

 

軀を

 

縛ってもらったとき………

 

 

軀の自由が奪われるのに反比例して……

 

心の自由は

 

与えられる気がした…………

 

 

あれ以来……

 

 

自分で自分の軀を縛るのは

 

毎日のことで……

 

 

少なくとも

 

自分の部屋に居るときの……

 

……

 

当たり前に

 

なって居た…………

 

 

本当は

 

美術教師に縛ってもらいたい…………

 

 

けれど……

 

 

それが叶わぬ今は…………

 

 

自分で縛るしかなかった……

 

 

自分で自分の軀を縛るいう行為は

 

想像したよりも

 

難しかった………

 

始めの頃はなかなかうまくいかず……

 

もどかしい気持ちで

 

心の自由はなかなか得られなかったが……

 

最近は

 

テクニックの向上に比例して

 

心の自由な時間も……

 

だんだんと

 

増えて来て居た………………

 

今日も帰宅後

 

すぐに自分の軀を縛った…………

 

 

縛り終わって

 

いつものように

 

部屋の中心に立つ…………

 

 

何時間かが経過した頃……

 

ふと…

 

産業医

 

津葦キリコセンセェのことを思い出した………

 

………………

 

今日保健室で…

 

 

津葦センセェは

 

私の軀を

 

縛った…………

 

 

他人に軀を縛られるのは久し振り……

 

というわけでは無かったが……

 

津葦センセェの縛り方は

 

私好みで……

 

あの美術教師に似て居たし……

 

 

手慣れた感じは……

 

私に

 

安心感を与えてくれた……………

 

 

結局今回も

 

不眠症の解消には至らなかったが…

 

不眠症の治療を抜きにしても……

 

また津葦センセェに……

 

縛ってもらいたい………………

 

……………………

 

そう思って居たら

 

インターホンの音が聞こえた…………

 

 

私の部屋のインターホンが鳴るのは珍しい……

 

時計を見ると

 

深夜一時をすこしまわったところだった………

 

 

ドアーに近づき

 

レンズから外を確認した…

 

津葦センセェだった……

 

私はくちに粘着テープを貼り……

 

包帯で手足を拘束した状態だったが

 

 

津葦センセェには

 

カウンセリングのとき

 

このことは話して居たので問題無いと思い

 

 

鍵をまわした……

 

手を縛って居たので

 

ドアノブをまわしてから左肩でドアーを押し開けると…

 

 

裸の津葦センセェが

 

大きめの斧を振りかぶったところだった………………

 

 

 

       -----------------------------------------------------

 

 

 

目を開けると

 

光のすじがたくさん見えて

 

 

草木や土の…………

 

匂いがした………………

 

 

すぐにここは森の中だと

 

解った……

 

枝葉の隙間から暗い地表に刺さる

 

裂かれて細くなった月光は……

 

とても幻想的で心地よく……

 

私から

 

考えるという能力を……

 

どんどん奪って行く………………

 

そんな……

 

気がした…………………………

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

煩悶

「ねえ…

 酒森ぃ……

 またあいつ来てるよ?………」

 

 

「………

 あいつ…

 って?…………」

 

 

「……

 酒森……

 あいつのこと……

 好きなんだろ?………」

 

 

「……

 そういう…感情は……

 無い…です…………」

 

「あいつのこと……

 気になるって…

 言ってたじゃん………」

 

「そ…れは……

 気には…なります……

 けど……」

 

「けど?……」

 

「………」

 

「あいつちょっと恐い感じっスけど

 足長いしカッコイイっスからねぇ」

 

 

「鋳鷹……」

 

 

「ぐだぐだ言ってないで

 寝込み襲っちゃったらどーっスか?

 あいつどーせ今晩も泊まりでしょ?」

 

 

「そんなこと……出来るわけ無いよ…………」

 

 

「…………

 酒森センパイやんないんだったら

 私いっちゃって良いっスか?

 今晩のコンパ中止になっちゃったんで

 暇なんスよね…

 さっき無いって言ってましたよねぇ?

 そ・う・い・う……

 ……感情……」

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

 

『対応策は殺害の一手?!』

 

この時期

アシナガバチの巣作りに悩まされてる方って

結構多いかと思うんスけど

対応策としては

殺害の一手っス

例え巣を破壊して追い払ったとしても

奴達はすぐ戻って来るし

かけた情けが仇になるってことも多いっス…

出来るだけ苦しまないように殺害して殺るのが

一番だと思うんス…

殺り方は幾つか在るんスけど…

一番良いのは寝込みを襲う方法だと思うんス…

アシナガバチって夜は大人しく寝てるんで

そっと近付いて

ハサミで両断して殺るのが良いっス…

一番地球に優しい殺り方だと思うんス……

ただしこの殺り方で

もしも仕留め損なっちゃった場合は…

逆に殺られちゃう可能性も孕んでるもんで……

心配な方は

556かスパイキー噴霧して

落下させた瞬間踏殺

ってゆーのが

良いかもっス

因みに

室内の場合はファ●リーズもお薦めっスよ

 

                  講師 鋳鷹 薔薇 

 

 

どの殺り方を選択した場合に於いても

絶対に平常心は崩さず

殺害することだけに全神経を集中し

真剣全力で即死させ

冥府へと誘いましょうね

ご安全に♡

 

                   鋳鷹ありがとう♡