証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

JKを飼育した秋の裏山で PARTⅧ

~ クラスメイト ~



パパらしきオジサンのベンツが

 

視界から消えるまでの間

 

私達は

 

ずっと手を振って居た………………

 

 

藤子と目をあわせて……

 

 

重いスーツケースを持って電車で帰るのはしんどそうだし

 

パパらしきオジサンからの贈り物も在ったので……

 

「帰りはタクシー使おうか」

 

 

私はそう言った…………………………………………

 

すぐに捕まったタクシーのトランクに

 

スーツケースを

 

ヒョイと積み込む

 

藤子…………

 

軽く見積もっても

 

40㎏は在るはずの女が入ったスーツケースが……

 

まるで……

 

空のそれのようだった……………………

 

 

…………………………………………

 

タクシーの窓から外を眺めて居たら

 

大手の家電量販店が目に入ったので

 

タクシーの運転手に

 

声をかけた…………………………

 

………………………………

 

このタクシーに乗るとき……

 

ナンバープレートが白いことには気付いて居たし……

 

今私と合わせて居る

 

タクシードライバーの目付きが

 

バキバキ

 

なのも解って居たけれど…………………

 

まだ……

 

ひと気の多い町中だし……

 

大丈夫だろうと思って

 

藤子を残し

 

車を降りた………………

 

タクシードライバーには一応……

 

すぐに戻る

 

とは伝えておいた……………………

 

………………………………………

 

………………………………………

 

店員の説明を聞いて居たら……

 

思ったより時間がかかってしまった……………

 

急いで支払いを済ませ

 

ついでに顔も洗い

 

またタクシーに乗り込んだ私は

 

すやすやと気持ち良さげな

 

藤子の寝顔を…….

 

暫くの間……

 

見て居た………………………………………………

 

 

………………………………………………

 

出来るだけ家の近くまで運転してもらいたい………………

 

そう思って居た私は……

 

結局今から

 

自分で運転しなければならなくなったということに

 

軽い溜息をついた……………………

 

……………………………………………

 

藤子を起こさないよう気を使いながら

 

殆ど首の取れかけたタクシードライバーを車から降ろし……

 

植え込みに隠してから……

 

リアウインドウに飛び散った血液を

 

車内に残されて居た

 

タクシードライバーのズボンで拭った……………………

 

運転席に座り……

 

「またオートマかよ……」

 

 

 

小声でひとりごとを言ってから

 

エンジンキーを回した……………………………………………………

 

      

         TO BE COMUGIKO

 

 

気付けば私達は いつもの裏山を登って居た…………
タクシーは
売り飛ばしても 大した額にならないような車種と年式だったので
火事にならないよう気を使い
潰れたパチンコ屋駐車場のど真ん中で 
…………………………
火を付けてきた……………………