～ BARで 鯖戸&酒森 ～
｢鯖戸先輩すみません……
遅くなっちゃって……
え？…
あ…あの……
どうかしたんですか？…………｣
｢解らない……
何だか急に…………
悲しくなって来ちゃって………｣
｢え？
あ……
あれ………
鯖戸先輩……………
なんか……
なんか私も……………｣
｢どうぞ
採れたてのレモンを用いたGINベースで
百合絵さんのほうは少し甘めにしておきました
サラダは今ご用意して居りますので
今暫くお待ちくださいませ｣
ヤバ………
ちょっと切り過ぎたかな？…………
｢ねえ……バーテンダー………｣
｢はい？｣
ヤバ…
流石に指摘されるか………
｢なんか解んないんだけどさ………
私達今超悲しいから………
なんか元気になるやつ先に頼むよ………｣
｢どうぞ……
百合恵さんには
ナポリタン
棕櫚さんには
ON THE エッグで
ハーブ強めのピッツァを……｣
｢ねえ……バーテンダー………｣
｢はい？｣
｢ありがとう………
今度は美味しくて涙止まんないよ………｣
｢それはよかった……
ごゆっくりお愉しみくださいませ……｣
よかった………
旨く誤魔化せたみたい………
TO BE COMUGIKO
