証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

あなたも血まみれ

嘘偽りの無い事実だよ

 

始めは何も知らなかった

 

 

あなたの笑顔が見たいから

 

私はあの子を手にかけた

 

 

あなたのせいとは言わないよ

 

全ては私が決めたこと

 

私は随分大人になった

 

今まで自分がしてきたことの

 

罪を償う時間も無いし

 

もとよりそんな量じゃ無い

 

 

罪なら全部認めるよ

 

 

払い戻しは出来ないけれど

 

あなたは全て見て居たよ

 

 

見ていなくても知って居た

 

 

一目で解る血の跡が

 

私の手にも軀にも

 

あなたは何時もキレイだね

 

あなたの手にも軀にも

 

血の跡なんて見えないよ

 

だけどあなたも一緒だよ

 

私は見えるよあなたの手

 

私は見えるよあなたの軀

 

私と同じ血まみれだ

 

その血は決して拭えない

 

あなたも私も生きてるだけで

 

数え切れない死を作る

 

罪から逃れるのは無理だ

 

何もしなくても血で染まる

 

あなたも私も生きるには

 

多くの犠牲が必要だ

 

私はあなたをせめたりしない

 

あなたが生きるというのなら

 

 

あなたの笑顔が見たいから

 

私はあの子を手にかけた

 

私は随分大人になった

 

今では全て知っている

 

解った上で手にかけた

 

あなたが何もしてないと

 

もしもほんとに思うなら

 

あなたが生きて居る理由を

 

どうして説明出来ようか

 

あの子の死はあなたの生だ

 

私の生はあの子の死だよ

 

嘘偽りの無い事実だよ

 

今では全て知って居る

 

 

 

「酒森………

 私はたぶん……

 もう…

 ダメだ……

 私が…

 私が死んだら…

 頼みたいことが在る…」

 

 

「鯖戸先輩……

 ちょっとお腹が空いたくらいで

 人は死んだりしないんです………

 むしろ

 ちょっと健康になるだけなんですよ………

 これもうちょっとなんで

 四の五の言わずに

 先にシャワー浴びててください

 いつものBARに予約入れた19時までには

 必ず間に合わせますから」

 

「アップルパイも

 ちゃんと予約しといてくれた?」

 

「勿論ですよ…

 うわっっ

 近っっ

 鯖戸先輩…

 近いですって………」

 

「シャワー…

 浴びてくるね………」

 

 

              TO BE COMUGIKO

 

自身が搾取した命の存在を理解し

認めるところから始めよう……

命の搾取に関して自分は清廉潔白であると思って居る者は

愚かであり醜悪であるとすら思う

自身が生きる為に他者を犠牲にするという行為は

弱肉強食という自然の摂理で在り

それ自体は間違いでは無い

 

しかし

 

人間はその存在そのものが悪であるとも思って居る

 

命の搾取をゼロにすることは出来ないだろう

それでも自身が奪った命の存在を理解し認め

その上でこれから奪う命の存在も理解し考える事が出来るなら

それが出来ない

もしくは気付いてすら居ない

自称清廉潔白な人間よりは

どれだけマシな存在で居られることか…

 

必要量を超えた

つまり命の浪費は明らかに間違いであり

それは悪であると私は思う

自身が奪った命の存在を理解し認め

その上でこれから奪う命の存在も理解し考える事が出来るなら

それも減らすことは出来ると思う

 

ノンベジの方は勿論だが

ベジタリアンも例外では無い

勿論私もだ

仮に我々が

食事を必要としない人間で在ったとしても

多くの命を奪いながら生きていることに変わりは無い