証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

超ピュアな人達?!

「酒森さん…

 ちょっと…いいですか?…」

 

 

「ん?

 どうしたの?」

 

「あの………

 酒森さんって

 法人営業部の鯖戸さんと

 仲良いですよね………」

 

「ああ…うん……」

 

「実は明日

 鯖戸さんのお手伝いしてくれって

 課長に言われて……」

 

「ああ………

 そうなんだ………」

 

「あの…」

 

「ん?」

 

「私…

 鯖戸さん………

 あの…

 こ…

 怖くて……」

 

「え?何で?

 鯖戸先輩めちゃくちゃ良い人だよ?」

 

「私…

 偏見とか良くないって

 解っては居るんですけど…

 入れ墨とかピアスとか…

 そういうの入れてる人怖くて…………」

 

「ああ………

 あのね……

 大丈夫だよ?

 鯖戸先輩入れ墨入れてないよ?」

 

「え?

 でも……

 トライバルとか……

 もの凄い入ってますよね……」

 

鯖戸嬢のおてて

 

「あれさ…

 アザなんだって…

 意外とおっちょこちょいで

 よく色んな所で軀ぶつけちゃうんだって言ってたよ?」

 

「ええっ??……

 ホントですか??………

 でも……

 背中………

 私……

 社員旅行の時見ちゃったんですけど

 カーリーの入れ墨…………」

 

※カーリー (काली Kālī)

  血と殺戮を好む闘いの女神 シヴァの妻

  カーリー・マー(黒い母)とも呼ばれる

  超怖い女神  

 

「ああ…

 あれね…

 シミなんだって

 こないだ

 歳くったよね~って笑ってたよ?」

 

「ええっっ?!

 そうなんですか??

 

 私……

 恥ずかしい………

 ほんと怖がりで……

 しかも

 勘違いだったなんて………」

 

「よくあるよくある

 気にしなくて良いって」

 

「あ…

 でもピアスは入れてますよね………」

 

「うん……

 でもたったの10個位だよ?

 それに私も入れてるし…

 それにさ

 この会社でピアス入れてない人居ないよ?」

 

「ああっ…

 ほんとだ…

 そうですよね……

 私…

 あの…

 すいません私……

 あの…

 ほんと怖がりで……

 心配性で……

 あの…」

 

「ん?」

 

「酒森さんに相談して

 ほんと良かったです

 おかげで明日

 鯖戸さん怖がらなくてすみそうです………

 ほんと良かった……」

 

東雲坂田鮫さんはピアスも刺青もしっかり

 

「てゆーかおまゆー………」

「え?」

 

「あ……

 いや……

 何でも無いよ…

 明日のお手伝い頑張ってね……」

                 

             TO BE COMUGIKO