~ BARで 鯖戸 ~
「ん?
ねえねえバーテンダー………
それって
何茹でてるの?……」
「ああ…
これはセダニーニといって
マカロニの一種ですよ」
「………
ねえ……
でもバーテンダー………
アッチの国じゃ
パスタは何でもマカロニっていうんでしょ?……」
「お…
よくご存じですね
確かにイタリアでは
特に年配の方には
何でもマカロニってよぶ方も居られますね…
まあ…
大抵原料は同じ硬質小麦の粗挽きですし……
それに
パスタって言っちゃうと
歯磨き粉とかまでそう呼ぶお国ですから
むしろマカロニっていうとほぼ食べ物で間違いないので
意外と良心的なのかもしれませんよ?」
「う~ん……
なんかはぐらされたような気もするけど……
美味しいは美味しいんだよね?」
「それは勿論
間違い無いですよ
棕櫚さんが大好きな
酒粕と醤油かすを用いて
ゴーダチーズとチェダーで和えます
シンプルなパスタなので
お塩とEXVオリーヴオイルはいつもより高級なものを……
どうぞ
お飯あがりください」
「わ~♡
おいしそう
………
もしかしたら私……
このパスタなら……
ショートだし……
チーズ系のソースだし……
跳ねさせずにいただけるかも………」
「胡桃との相性も抜群だよ
さあ飯あがれ」
「うん……
それじゃあ……
いただくね……
あっ………
……………
凄く……
これ…
凄く美味しい♡」
「……………」
TO BE COMUGIKO