証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の日常を描いた物語です(・∀・)♡

闇の中で目が覚めて・・・PARTⅠ

~ 追憶 産業医 津葦キリコ ~

 

 

目が覚めたとき……

 

そこは一点の

 

米粒ほどの光すら無い…

 

完全な…闇だった………

 

 

耳を澄ませても……

 

何も聞こえない…………

 

おそらく私は拉致され

 

何処かに閉じ込められて居るか…

 

最悪……

 

土の中に埋められて居るのだと思った………

 

 

とりあえず私は

 

自分の軀に触れる………

 

何処か怪我をして居ないかを…

 

確かめる為だった………

 

…………………

 

私の軀の表面は

 

ベタベタとした…

 

何やら乾きかけた

 

粘性の在る液体のようなもので覆われては居たが……

 

どうやら怪我は

 

して居ないらしかった…………

 

怪我の有無を確認し終えたとき

 

はたと…

 

今日在った出来事を思い出した…………

 

 

 

私は会社の指示で

 

ライバル会社の事務所を訪れて居た………

 

インターフォンを押す私……

 

インターフォンから若い男の声で

 

「お嬢ちゃん何の用?

 ここがどこだか解ってる?」

 

私は喰い気味に

 

「社長と合わせてください」

 

と言った……

 

インターフォンの向こうで

 

若い男の声が何やら聞こえて居たが

 

私は

 

「社長と合わせて貰えるまで帰らない」

 

と言って

 

その場に座り込んだ……

 

その後も若い男の声は聞こえ続けて居たが

 

私はガン無視を決め込んだ……

 

暫くすると…

 

裏に鉄板が貼り付けて在る重そうな扉が開き

 

先程の声の持ち主で在ろう

 

ジャージを着用した若い男と目が合った…

 

 

若い男は突然私の胸ぐらを……

 

いや……

 

私はその時

 

いつも通り全裸だったので………

 

 

その若い男は

 

私の左上腕を強く掴み

 

恫喝しだした……

 

こうなることは予測して居たので

 

私は動じず

 

その男の目を見て居た………………

 

 

            TO BE COMUGIKO

 

 

 

 

 

 

若い男の態度が変わるまでに長い時間はかからなかった……

 

血塗れの腹を押さえながら

 

しきりに謝る……

 

若い男…………………