証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

賢い女の認識力?

~ 追憶 武仲 ~

 

 

 

CDとかゲームとか……

 

万引きするなら、そういうもののほうが健全だと思う……

 

在るべき姿だ………

 

母親が居なくなってから

 

俺は自分が食べるものは自分で何とかしなければならなくなった………

 

父親に「腹が減った」と言ったとき、ボコボコに殴られて

 

「まだ腹減ってんのか?」

 

と、訊かれたので

 

「もう減ってない」

 

と、答えたその日から………

 

 

俺の父親は暴力団員で

 

母親と一緒に薬の売人をしのぎとして居た………

 

武仲は母親の姓で

 

父親は苗字が違うのだけれど……

 

顔を見れば俺の

 

実の父親で在ることに疑いの余地は無かった………………

 

ろくでもない親だけど………………

 

二人のことが嫌いでは無かったし……

 

元々暴力を振るいがちではあったけど………………

 

俺は父親のことを尊敬して居た……………

 

 

小学校に入ったばかりの頃……

 

俺は六年生に目を付けられて

 

いじめに遭ったことがある…………

 

親にバレると怒られると思って隠して居たが……

 

ある日……

 

殴られてシャツが鼻血で真っ赤に染まってしまった………………

 

見つからないようコソッと家に入ったが……

 

いきなり父親とはち合わせた……………

 

どうしたのかと訊かれたので……

 

「六年生に殴られた」

 

と、答え……

 

「大人みたいにデカい奴だから、仕返しに行っても絶対に負ける」

 

と、付け加えた………

 

怒られると思って居たのにその日は違って……

 

「夜になったら、一緒にそいつん家へ行こう」

 

と、父親は言った………

 

その六年生の家は知って居た……………………………

 

 

曇り空で星は無く、月だけが、おぼろげに輝く夜だった………………

 

六年生の家が近付くにつれて……

 

動悸と吐き気が強くなってきた……………

 

呼吸も苦しい…………

 

父親は何も喋らなかったが……

 

歩きながら頭を撫でてくれて…………

 

それで俺は……

 

少し…………

 

落ち着いた…………………………

 

 

ドアの前で父親は……

 

俺と目を合わせてからインターフォンを鳴らした………………

 

少しして……

 

ドアが開いたとき俺は……………

 

最悪だ……

 

来るんじゃなかった……

 

 

そう思った…………

 

ボディービルダーみたいな軀で金髪の大人の後ろで………

 

あの六年生がニヤニヤして居たからだ……………………

 

「何か用……」

 

金髪の声を遮るかのように………

 

まるで金属バットで樹木でも殴ったのかと思う程大きな音が聞こえて

 

地面でバウンドした金色の頭が……

 

俯いて居た俺の視界に入った…………

 

父親は……

 

まるでサッカーボールでも蹴るみたいに

 

その金色の頭を…………

 

何度も何度も蹴った…………………………

 

金色が赤色に変って………

 

俺の父親の足にすがりついて泣き叫ぶ六年生を見たとき…………

 

俺は父親のことを……

 

心底カッコイイと思った…………………………………………………………

 

 

         TO BE COMUGIKO

 

 

 

「あの…………

 バーテンダーさん?…………

 葉っぱは一体…………

 何処へ行ったんです?………………」

 

 

「藤子…………

 心配しないで……………

 ここに居るよ…………」

 

 

「なんだぁ~♡

 不安にさせないでくださいよぉ~♡」

 

 

「フフフ……

 ごめんごめん………」
 

 

湯切りしてからお塩とEXVオリーヴオイルでしっかりと和える………………

 

 

これだけでも充分美味しいけれど………

 

 

おかかと納豆………



あとはもみ海苔が在れば…………

 

 

もっと旨い………………

 

 

ここから………………

 

 

大人のつぶつぶオレンジへと

 

 

繋がります………………

 

 

「わたし…………

 気絶しちゃいそう………♡♡♡

 わたし……………

 柑橘も魚介類も大好き………」

 

 

……………………………………

 

 

藤子……………………………

 

おかかを魚介類と認識できる女は賢い?!