~ 追憶 武仲 ~
由子さんがギチギチに縛り上げたラナを、あいつが好きなようにしている。
だけどあいつの表情は、
少し硬い。
由子さんも同じだ。
「ねえ由子さん……。どうしてこんなことするの?」
「いや……、説明するのは難しいんだけど……、
兎に角ラナは怒らせたらダメなんだ……。
外で何かあったろ?」
外で何かあったかと言われれば、確かに何かはあったけど、
もしかして俺が悪いのか?
というか……、
それ以前に、
何故ラナを怒らせてはいけないんだ?
しかも絶対?
ラナを絶対に怒らせてはいけないのなら……、
一体何故あいつはいつも、
というか今も……、
ラナに対してこんなに酷いことをしているんだ?
これは良いのか?
こんなに無茶苦茶されたら普通怒るだろ……。
「ねえ武仲君、
ホームセンターもう開いてるから行こうよ」
洗面所から出て来たサリがそう言うので、俺は、
「うん」
と、
答えた。
理科の先生がサリと入れ替わりで洗面所へ向かう。
あいつがラナに無茶苦茶しているところを、由子さんはビデオ撮影していた。
由子さんもあいつも、
さっきよりは随分と表情が和らいでいた。
猿ぐつわと目隠しでわかりにくいけれど、
よく見るとラナの表情も、
俺に
「キモい」
と
言ったときとは全然違って柔らかい。
というか……、
何故か嬉しそうにさえ見える……。
「ねえ、行こうよ」
サリが俺の手を掴んでそう言った。
俺は、
「うん」
と、
返事してから、
俺の手を引きながら歩き出したサリに訊く。
「ねえサリ……、
これってどういうことなのか解る?」
「うーん……、
なんかよく解んないんだけど、
ラナさんってかなりヤバイひとらしいよ?」
「うーん……」
結局何も解らない。
「武仲君……」
「ん?」
「わたし……、何だか今日貧血気味みたい……。
外出た瞬間倒れるかも……」
「それは大変だ……。
大丈夫?」
俺はとりあえず、ラナのことは一旦忘れて、
俺の心中察してくれているに違いないサリとの芝居に
集中することにした。
サリの予測通り、
外へ出た瞬間貧血で倒れたサリを、
俺は高く伸びた雑草の中へと連れて行き、
介抱することにした。
サリを介抱しながら空を見た。
鈍色だった空は、綺麗な青空に変っていた。
今にも涙を流しそうだった朝曇りが、
こうして青空に転ずるのはいつものことで、
全然珍しいことでは無い。
青い空から視線を横に下ろすと、
ストーカーの青い顔が視界に入った。
サリを見た。
目が合った。
「良かった目が覚めて。
サリが突然気を失ってしまったから、
こうして揺すって起こしてあげようと思ったんだよ」
「もうわたしの目は覚めたけど、揺するのを止めないの?」
「また気を失ったら困るだろ?」
「なるほど。それなら仕方がないね」
どちらからそうしようと思ったのかは解らないけれど……、
俺とサリの唇が重なった。
サリがまた気を失ってしまったりしないように、
俺はサリの身体を揺すり続けた。
いつもよりかなり激しく。
「あたまおかしくなりそう」
一生懸命揺すり続けた甲斐無く、
気付けばまた
サリは気を失っていた。
今度は芝居ではなく、
ホントのやつらしかった。
サリとずっとこうしていたいと思った。
一瞬だけ由子さんの顔が脳裏に浮んだけどすぐに消えた。
サリの目を覚まさせようと思って俺は、
更に激しくサリの身体を揺すり続けた。
・・・・・・・・・・・・・・・
もしまたラナに
「キモい」
と
言われたとしても、
きっともう平気だ。
俺はそう思った…………………………………………………
TO BE COMUGIKO
紳士淑女の皆様(・∀・)♡
お待たせいたしました!!( *´艸`)笑笑
それでは(・∀・)♡
金曜日に
出題👇
させていただきました(・∀・)♡
卵黄クイズの
正解発表💪🤤笑笑
いかさせていただきま~~す♪( *´艸`)笑笑
この画像👇の中に卵黄は幾つ在る?( *´艸`)笑
そして在るならそれはどれ?( *´艸`)笑笑
それでは
いかさせていただきます( *´艸`)笑
その横もトマト!!( *´艸`)
上段の一番左が…
ファースト卵黄!!💪🤤笑笑
それでは下段……
右はトマト……
左は?(・∀・)♡
卵黄!!!👍🤤笑笑
~( *´艸`)
ということで(・∀・)♡
正解は
二つ!!
左の上下♪(・∀・)♡
でした~~👍🤤笑笑
「正解しました♪♡♡♡」
「お前なんか嫌いだ」
「わたしはキミのことが好き♪♡もぐもぐ♪♡♡♡」
「……………………」
「御期待どーり………
はずしました…………………」
「そんじゃあ面倒だけど罰ゲーム始めるね☆」
「面倒なんかい……………………」
無茶苦茶してくれるやん…………………