証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

どうせ無茶苦茶されるのは解ってるから

~ Bella giardino ~

 

 

 

「おーい、おーい」

 

藤子さんの声で目が覚めた。

 

ほんの短い時間かとは思うのだけれど、

 

僕は気を失っていたらしい……。

 

「氷要る?」

 

短時間とはいえ気を失っていたので、

 

一瞬何のことかと思ったけれど、

 

目の前に置かれたボウモアのボトルが、

 

すぐにその言葉の意味を教えてくれた。

 

「氷は要らないです。スコッチははニートが好きなので」

 

「お、いいね、それならわたしもニートにしよう」

 

僕の目の前に空のグラスを二つ並べ、

 

ボウモアのボトルを持ち上げた藤子さんが言う。

 

「さっきも訊いたから知ってはいるんだけど、一応もう一度訊くね……」

 

「はい?」

 

「君の年齢は?」

 

ワンボックスの中に居たときもそうだったし、

 

ここに来るまでの間にも、

 

随所に於いて感じたことがある。

 

藤子さんは……、

 

そしてあのバーテンダーさんも同じく……、

 

法律を、

 

凄く気にするタイプの人間だ。

 

見た目とは裏腹に、

 

とても真面目な人間性、そして高い知性……。

 

今僕が感じているクラクラ感は、

 

藤子さんの長いくちづけ攻撃による

 

血中酸素濃度の低下が原因なのではなく、

 

たぶんギャップ萌え……。

 

僕は今の自分を、

 

そう自己分析した。

 

「二十歳です」

 

僕は特段真面目というわけではないので、また嘘をついた。

 

けれど藤子さんに対して嘘をついた瞬間、

 

僕の心には、

 

嘘をついて申し訳無いという気持ちが芽生えた……。

 

これは予想していた通りのことで、

 

その理由は嘘をつくという行為自体が

 

誠実性を欠くものであるという概念に由来しているから

 

だということも解っている。

 

僕は特段真面目というわけではないので

 

嘘をつくことはあるけれど、

 

それに対して何も感じないというわけではない。

 

嘘をついたとき、

 

例えそれがどうしてもつかなければならなかった嘘だったとしても、

 

或いは良い嘘とでもいうべきものだったとしても、

 

僕には必ず、

 

嘘をついたという行為自体を起因とした

 

後ろめたさとでもいうべき感情が纏い付く。

 

その感情をどうにかするために、

 

嘘をついたときの僕は兎に角、

 

その嘘自体をなんとかする為の方法を考える……。

 

今回僕が思いついた方法、

 

れは僕が実際に二十歳の誕生日を迎えるまでの、

 

あと四~五年間、

 

ずっと藤子さんに伝えた通りの二十歳で居続けるというものだった。

 

その四~五年の間僕は、

 

いつ誰に年齢を訊かれても「二十歳です」と答え、

 

実年齢は決して言わないことにして、

 

二十歳の誕生日を迎えた翌年からは

 

毎年一~二歳ずつ年齢を増やして行き、

 

実年齢三十歳を迎えるまでに二つの年齢差を無くす。

 

時間は掛かるけれど、

 

これ以上に無いといいうくらい完璧なプランだと思った。

 

この方法なら、

 

今回の年齢詐称という嘘は、

 

最早嘘ではなくなったと解釈しても良いはずだ。

 

誠実性に関しても全く問題がなくなったことから、

 

つい先程まで僕が強く感じていた後ろめたさも

 

一切無くなった。

 

藤子さんはボウモアをグラスに注いでから僕の隣に座り、

 

その細くて長い中指と薬指を、

 

グラスの中に入れて、

 

くるりと一回転させた……。

 

こういうお酒の混ぜ方をする人が偶にいる……。

 

でもそれは、

 

氷が入っている場合か、

 

加水したときだ……。

 

では何故混ぜる必要の無いニートでそれを行ったのか?……。

 

僕が考えようとしたとき、

 

藤子さんはまた僕にくちづける……。

 

「んっ……、あっ……、あのっ……」

 

「大丈夫だよ?

 今ちゃんと消毒したの見てたでしょ?爪もちゃんと切ってあるし……」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

藤子さんが僕の年齢を気にした理由は、

 

日本でお酒を呑める二十歳以上であるかどうかではなく、

 

他の法律で制限されていることの、

 

十八歳未満では無いか?ということのほうらしかった。

 

藤子さんは舌だけでなく、

 

指も同様に長いのだということを知った夜だった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

   TO BE COMUGIKO

 

 

 

 

 

ボウモアは…………………
開栓後…………………
スモーキーさの飛び方が特に早い気がする……………………
これはいくら頑張ってパラフィルム等で防ごうとしても……………………
ほんの気休めにしかならない……………………
けれど…………………
味わいに関して言うと………………………
改選後時間が経ったもののほーが角が取れ…………………………
円やかなくちあたりになるので私は好き…………………………
スモーキーに隠れ気味だったヨードや他の香りを感じ易いのも…………………………
開栓後暫く経ったボウモアの良いところ…………………………
あくまでも私個人のこのみとして……………………………( *´艸`)
因みに『ニート』は生のこと……………………………
つまり氷も水も入れないストレートという意味……………………………

 

 

 

最近までボーボーだったけど…………

 

 

綺麗に整えたこの花壇👇に…………………

 

 

接近すると………………………

 

 

謎の花が………………………

 

 

密かに蕾をつけて居て…………………

 

 

どんなお花が咲くのかと楽しみな今現在………………………

 

 

「どんなお花が咲くか楽しみなのか?」

 

 

「いえいえ全然………………………………………」

 

 

「どうして嘘ついた?」

 

どう答えようとも結局こうなることが解りきって居るからですよ………………

 

スコッチに一番逢うアテって干し芋だと思う…( *´艸`)
干し芋はオリーヴオイルと天然塩で食べるのが好き♪(・∀・)♡( *´艸`)