証券会社で働いて居ます

証券会社で働くOL達の在りふれた日常を描いた物語です♡

職務質問された日の話 前編

~ 追憶 東雲坂田鮫 ~

 

 

 

今私は

 

お巡りさんから職務質問を受けて居る最中だが

 

今日如何にして母親に殴られずに

 

シャワーを浴びるかの方法を模索することで

 

頭の中はいっぱいだ………

 

 

 

いつもの時間

 

いつもの格好

 

いつものコンビニで

 

いつもの食パンを

 

いつもの店員さんから買ったその帰り……

 

私はお巡りさんに

 

呼び止められた………

 

 

職務質問をするからこっちへ来なさいと言われ…

 

藪の中へ連れて行かれる私………

 

先ずはボディーチェックをするからと言われ

 

軀に触れられる私….……

 

 

 

今までに何度もお巡りさんからの

 

職務質問を受けたことがある……

 

私は裸で居ることが多いので

 

食パンしか持って居ないということは

 

一目瞭然だと思うのだが…

 

きまりだからと言って

 

いつも軀に…

 

触れられる………

 

 

 

職務質問を受けるのと

 

軀を汚されるのは

 

イコールなので……

 

私は

 

職務質問

 

 

聞いただけで

 

パブロフの犬よろしく

 

シャワーについて考えるようになった………

 

 

私の母親は

 

私がシャワーを浴びるのが嫌いらしく

 

私がシャワーを浴びて居るのを見つけると…

 

「ガキのくせに何してた!!」

 

と言って怒鳴り

 

そして

 

酷く殴りつけるのだ………

 

何をしてたかと言われても…

 

シャワーを浴びて居るのは一目瞭然だし

 

ガキでも軀が汚れれば

 

シャワーを浴びてキレイにしたいと思うのは

 

当然だと思うのだが…

 

余計なことを言っても

 

更に怒らせるだけなので

 

私はいつも…

 

黙って殴られることを

 

選んだ……

 

 

もう……

 

三十分以上軀を触られつづけて居る………

 

 

もう…

 

軀はベタベタに汚れて居たし……

 

キツく縛られた場所が…

 

 

痛い………

 

 

お巡りさんに

 

「あとどれくらいで終わりますか?」

 

と聞いたら……

 

早く終わって欲しかったら大人しくしてろと言われたので

 

大人しくして居ることにした……

 

 

このお巡りさんはとてもひつこくて……

 

終わったかな?

 

 

思っても……

 

また始めからやりなおすことを

 

何度も繰り返した………

 

 

もう帰りたいな……

 

そう思った時

 

突然私の目の前に

 

いつものコンビニの

 

いつもの店員さんが現れた…

 

お巡りさんが

 

ポケットから出した警棒を伸ばして振りかぶると

 

コンビニの店員さんは

 

お巡りさんの首を

 

左手でそっと抱き寄せた……

 

キスするのかな?

 

と思ったら…

 

お巡りさんは急に脱力して

 

私達の足下に崩れ落ちた………

 

「お巡りさん

 随分と疲れて居たみたいですね

 急に眠ってしまうなんて……」

 

 

そう言って

 

コンビニの店員さんは

 

右手に持って居る血の付いたスコップを使い

 

慣れた手つきで穴を掘り出した………

 

 

              TO BE COMUGIKO