~ BARで 鯖戸 ~
「ねえ……
棕櫚さん…………
今夜は良い葉っぱが在るんだよ…………
…………………………
もちろん…………
ヤるでしょ?」
「え…………
でも…………………」
「やせ我慢なんてしなくてもいいんだよ?
今ここに居るのは
私と棕櫚さんだけなんだから……
誰にもバレやしないよ?……………………」
「…………………………
バーテンダーが……
良い葉っぱ……
って言うんだから…………
かなりの
上物…………
なんだよね?………………」
「極上品さ」
「わたしが葉っぱヤってるとか…………
絶対誰にも言わない?……………………」
「そんなのあたりまえだろ?」
「じゃあヤる♡」
「OK
棕櫚さんか来店する
直前に収穫して来た…………
自然栽培の極上モロヘイヤだよ…………」
「ステキ…………」
「蓚酸があるから
パスタと一緒に茹でこぼすね……
そして……
今夜はとても暑いから……
冷製パスタでサーヴィスしてあげるよ…………
仕上げに葉っぱを……
もう二種類……
もちろんこれも……
無農薬無肥料……
自然栽培のバジルと青紫蘇は
……………………
生で入れてあげる…………
お酒はあえて
純米の熱燗にしたよ……
冷や熱を……
愉しんで……」
「旨っっ♡」
TO BE COMUGIKO