「あっ
酒森先輩昨夜泊まりだったんスか?」
「あ…鋳鷹……
うん……
仕事量多過ぎで
全然帰れなくてさ………」
「頭ボサボサじゃないスか…
てゆーかおかしいっスよ
酒森先輩だけそんなに忙しいのって…
あの…
私言いますから
一緒に主任のとこ行きましょう!」
「あ…
違うの
いいんだよ?
私が自分から主任に言ってさせてもらってる仕事だから」
「え?
どーゆーことっスか?」
「これ…
すごいの」
「え?
どんくらいっスか?」
「…」
「え?!ウソっ?!
マジっスか?!
えっ??
一日じゃないっスよね??」
「一日だよ?」
「ウッソ マジ凄っ…」
そんだけ頭ボサボサで殺る意味解ったっス…」
「オレンジのやつセットで買いたくてさ」
「あああ~っ
良いっスね~真空管……
あの図太くて張りのあるサウンドたまんないっス~
私も今新しいアンプ欲しくって
トレースエリオットの400狙ってるんすけど
高くって~~」
「私あと1回殺ったらオレンジ買えちゃうから
代わったげよーか?」
「えっ?!マジっスか?!」
「うん マジ」
「どんなことするんスか?」
「これ見て…」
「……
あ…
無理……」
「え?無理?」
「はい…
これは…ちょっと……
酒森先輩
やっぱ凄いっス…
これなら鯖戸先輩一日手伝ったほーがマシっスよ……」
「えー?
鯖戸先輩の手伝いのほーが
よっぽどきついけどなぁ……」
「ま!
兎に角!!
まずはそのボサボサの頭
何とかしましょう!!
マジでボサボサ過ぎて可哀想っス!
結構伸びてるし
良かったら私に少し
切らせて欲しいっス!」
「先に自分の頭何とかしろよ……てゆーか……」
「え?何ス?」
「あ…いや……
なんでも無いよ…………」
TO BE COMUGIKO
おまけ