~ BARで 停電中に起こったこと ~
「鯖戸先輩……
ここのBAR…
何で今の時期にミニトマトとか在るんですかね……
何か怪しくないですか?…」
「ああ…
これは旬の時期に収穫したのを沢山冷凍保存してるんだって
バーテンダーが言ってたよ?……
冷凍したミニトマトって
アイスキャンディーみたいな食感になってて美味しいだけじゃなくて
ビタミンやミネラルの吸収率も上がるから
二重で美味しいんだってさ♡」
「へえ…
そーなんですね……
でもホントですかねぇ……
私…
なんかここのバーテンダーさんのこと
信用できないんですよねぇ………」
きーめたっ
後で殺害しよっと♪
「ねえ酒森ぃ…
ひとつあげるよ……」
「あ…
ありがとうございます」
「馬鹿…
そっちじゃないだろ?……
ん…」
「え?……」
「ほら…
ん……
おい……
早く………」
ええ……
ちょっと…
バ…バーテンダーさんお願い……
助けて……
なんだよ……
さっき信用できないとかディスってたのにさ……
べつに良いけど…
一個貸しだからね………
ほんっと助かりま…
「えっ?!」
「んっ…」
「何?……」
「んっ…ちょっと…
酒森…あ…
ん………」
「「停電??」」
「あっ…
点いた……」
「ハァ……
酒森ぃ……
おっ…
おまえ…
ど……
何処でこんなテク…
覚えた訳?………」
「へぇえっっ??
いやいやいやいや……
わたしなんも殺ってないですって!!
バーテンダーさんですってーーーっっ!!!」
「え?
私はマジで知らないですよ?
今ウイスキー注いでたし……」
「べつに良いって酒森ぃ……
てゆーか…
全然嫌じゃないってゆーか………」
「ほっ…ホントに違っっ…………」
TO BE COMUGIKO
冷凍したミニトマトって……
美味し~~~~~い♡